馬券日記と競馬について語るやつ

第202話 セレクトセールとかテーオーノユメとか騎手の事とか

　国内最大の競走馬セレクトセールが8日と9日に行われました。

　2日間で455頭が取引されて、落札総額は289億1800万と4年連続で歴代最高を更新しました。

　競走馬バブルが来てますね。世界の大レースでも活躍している、日本馬の血統的価値が上がってるのは勿論のこと、個人馬主や一口馬主さんの母数が増えたので、1頭あたりの価格も上がってるのだとは思います。

　この個人馬主や一口馬主が増えたのも、社台ファーム代表の吉田照哉氏も言及はされてましたが『ウマ娘』の影響は少なくないでしょう。

　私の知り合いでもウマ娘から競馬にハマって、ウマ娘に出てる推しの産駒が欲しいとの事で、一口馬主になった方もいらっしゃいますから笑

　そんなウマ娘のボスでもあるCygamesの藤田晋氏が今年も爆買いしました。

　購入した馬は11頭で落札総額で18億4000万円。

　コントレイル産駒やキタサンブラック産駒など11頭中4頭が億超えです。

　ビジネスの一つだとしても、本当にこの方は競馬会に大きく貢献されてらっしゃいますね。

　そんな今回のセレクトセールでの最高落札額が、キタサンブラック産駒『セリエンホルデ2024』4億1000万円になります。

　セリエンホルデでピンと来た競馬通の方もいらっしゃると思いますが、セリエンホルデ産駒からはNHKマイルカップ勝馬で、マイル路線を牽引していたシュネルマイスターがいます。

　高額馬が必ずしも良績を上げるわけではないですが、水準以上の能力を持ってる可能性が高いので、2年後が楽しみですね。

　個人的に今回のセレクトセールからの注目馬は何と言ってもフライトライン産駒でしょう。

　フライトラインは過去に記載してますので細かく触れませんが、自分がリアルタイムで観てきた競走馬では史上最高です。

　好きな馬こそ沢山いますが、芝ダート、距離適性問わずで１番強い馬は？聞かれたら、即答で『フライトライン』って答えると思います。

　そんなフライトライン産駒から3頭が上場され、5000万、2億、2億1000万円と落札されました。

　どんな走りをしてくれるのか今から楽しみですが、まずは無事にデビューを迎えてほしいです。

　そして本日は門別競馬場で1頭の注目馬がデビューしました。

　結果はブービーから8馬身差のシンガリ負けでした。

　注目馬と言っても強いとかではなく、その血統から注目されてます。

　馬名が『テーオーノユメ』なのですが、5代血統表を見ると凄まじいです。日本の名馬がズラリ勢揃いしております。

　シンザン・トウショウボーイ・ミスターシービー・ニホンピロウイナー・シンボルルドルフ・トウカイテイオー・ディープインパクト。

　なんか、30.40代の方が考えた、僕の最強の馬！！　みたいな血統してますね笑

　これだけの名馬に加えて、トウカイテイオーの2✕3の強烈なインブリード持ちです。

　父父と母母父がトウカイテイオーで一緒って事ですね。

　そもそもトウカイテイオー産駒に後継種牡馬がいなくなり、クラウドファンディングで『クワイトファイン』と言う馬が、トウカイテイオー唯一の後継種牡馬として、2020年より種牡馬となりました。（産駒数は2024年時点で6頭）

　血統的には日本独自で発展していったヘロド系になるので、貴重さで言えば、大変に貴重な血統です。が、もはや衰退の一途を辿ってますので、近いうちになくなってもおかしくないです。

　そんななかで産まれた『テーオーノユメ』

　今はまだ380キロと馬体も育っていなく、これからの馬だと思いますが、この子がある程度活躍して繁殖馬となれば、次世代へと血は広がって行きます。

　暖かく見守って行きたいです。

　5月24日から26日にわたって、調整ルームでスマホを使用していた事がわかった、水沼元輝騎手の処分が確定されました。

　おそらくJRA史上でも、最も重い処分で9ヶ月間の騎乗停止です。

　これはスマホケースのみ預けた偽造工作など悪質性が強いとの判断でしょうね。

　処分発表後の会見には師匠の加藤和宏調教師も出られ、唇を震わせながら謝罪をしてたのが印象的です。

　水沼元輝騎手にはやってしまったものは取り消せませんし、これから態度だったり成績で恩返ししていくしかないでしょうね。

　何とか這い上がって欲しいものです。

　一方、嬉しいニュースとしては、藤田菜七子騎手がJRA職員の方とご結婚されたとの事で、おめでとうございます！

　現役は続けるみたいなので、今後の活躍にも注目ですね。

　今週末は函館2歳Sや函館記念がありますので、重賞連敗脱出と行きたいです。

　お読みいただきありがとうございます。