第133話 マイルチャンピオンシップ振り返り

 マイルチャンピオンシップですが、振り返るのも難しいと言うか、何かモヤモヤした振り返りになりますね。


 まずはスタートですが、ゲート内で立ち上がったシュネルマイスターは案の定、出遅れましたね。

 ソーヴァリアントともぶつかったらしく、二の足も全く付かず。

 この時点で自分の馬券は外れたと思いましたが、道中のポジションはナミュールと一緒に最後方らへんにいました。


 馬券内に来た馬たちは、4角でもソウルラッシュが9番手、ジャスティンカフェが11番手、ナミュールが15番手。

 軒並み後方にいたんですよね。

 ペース自体は800m通過46.5秒なのでミドルペースくらいです。


 最終直線に入ると先頭にいたバスラットレオンやセルバーグが苦しくなり、エエヤン、セリフォス、ダノンスコーピオンなど、後続が襲い掛かるも、ソウルラッシュが内から抜け出して先頭に出ます。


 ジャスティンカフェも真ん中から良い手応えで先頭に躍り出ようかとする勢い。

 そこを外からレッドモンレーヴを、競り落としたナミュールが一気に強襲し先頭でゴールイン。



 ムーア騎手の落馬負傷により、急遽乗り替わりになった藤岡弟が大仕事をやってのけました。

 藤岡康太騎手は2009年にジョーカプチーノでNHKマイルカップを、制して以来14年ぶりのG1制覇になります。

 代打騎乗で、そこそこの人気馬ですからプレッシャーも凄かったと思いますが、結果的には100点満点でしょうね。


 一番得をしたのは前日にナミュールの馬券を買ってた方だと思います。ムーア騎手から藤岡康太騎手に乗り替わり発表になってから、オッズがずいぶん下がりましたからね。

 これで、ナミュールが惨敗してたら公正競馬とは何なんだ!

 除外扱いにしろ!!って、言う人もいたかも知れませんが笑


 1.2番人気を本命と対抗にしたのに大外しは、恥ずかし過ぎますね。

 もちろん、シュネルマイスターの出遅れや、セリフォスの前進気勢強過ぎた調教に不安もありましたが、そこそこ自信もあったので、思い切って馬連は1点勝負だったのですが、粉々に打ち砕かれました。



 シュネルマイスターの敗因はスタートに付きます。

 ゲート内で、やはり立ち上がってましたし、スタート直後にソーヴァリアントには寄せられてしまいますし。。

 ただ、それでもナミュールと同じ位置にいたには、最後も弾けなかったですし、馬に走る気がなくなってきたのだと思います。

 精神面で燃え尽きた感じでしょうか。



 セリフォスは結果論ですが、富士Sを使えずに、ぶっつけになったのが響いたのと、前進気勢が強くなったとこに、基本はガシガシ動かしてポジション取りをしてくる川田騎手なので、前目に付け過ぎましたね。

 先行勢は軒並み大敗してますから、展開が向かなかったです。

 もう少し器用な馬かとも思いましたが、展開に左右されやすいのかもです。

 デビューから2戦連続で川田騎手が乗ってた時もありましたが、今回を観る限り川田騎手と手が合わないと思いました。

 もしかして、外国人騎手を除けば、上がり最速チャレンジをしてくる藤岡兄が最適解なのでしょうか。

 ただ、セリフォスに関しては本命が香港にあるとも思うので、シュネルマイスターに比べたら、まだ猶予はありそうですね。



 勝ったナミュールは、乗り替わりがあったにせよ、展開が向きましたね。

 藤岡康太騎手のコメントが、出遅れたので腹括って後方競馬に徹した。って、出してますし、後方勢が上位独占ですから。

 強いとは思いますが絶対的な存在ではないので、マイル路線は混沌としてきそうですね。



 ソウルラッシュは枠に恵まれたし、モレイラ騎手は勝てる競馬をしたと思いますが、ナミュールが上がり33.0で外から突っ込んで来たのは想定外でしょうね。

 2着は立派だと思いますが、今回がG1制覇の最大のチャンスだったのかな。とも思ってます。


 ジャスティンカフェ。最終直線では、真ん中から先頭に出て突き抜けそうな勢いはありました。

 元々、エプソムカップでは、エリ女で2着になったルージュエヴァイユに勝ってますし、前走の毎日王冠の7着は叩き仕上げに、出遅れもあったので過小評価されてた感じでしょうか。



 ナミュールこそ4歳ですが、2.3着馬は5歳ですからね、エルトンバローズ含めて、マイル路線に強烈な3歳馬もいないですし、マイル路線が来年はどうなってくか楽しみですね。

 使い分けで中距離からマイル路線に舵を切ってくるクラブ馬がいるかもですが。。特に牝馬で。。



 来週はジャパンカップになります、イクイノックスとリバティアイランドで良いのではないでしょうか?

 自分には逆張りする理由も、今のところ見当たらなさそうですし、3着狙いに照準を定めます。

 レコード勝ちの反動+中3週のローテがイクイノックスの不安にもなりますが、そういう次元で語って良いレベルの馬じゃないと思いますので、順当勝ちするのでは?とも思ってます。


 そして、個人的には裏重賞の京阪杯を狙いたいです。

 どう考えても中荒れにはなりそうですから。



 何か自暴自棄気味な振り返りになってしまったかもですが、ナミュール陣営の方々含めて、的中された方はおめでとうございます!


 外れた方は来週頑張りましょう!!



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