第26話教皇、大恐慌

 1999年、プリンスが躍った、ステージで、僕たち、篤信家は、最高のパフォーマンスを発揮した。踊る胸、転げまわる肉の誘惑者。おっと、君がいたね。クレンペラーの指揮するフィルハーモニア管弦楽団。

「やあ、教皇さん」

「お、いいねえ、一緒に踊る?」

1999年、プリンスが躍った。ステージで、僕たち、信仰者は、センスの良い、ナイスなギターをかき鳴らす、プリンスに会いに行った。

そして、ブラック&ホワイト、またはイエロー。コールドプレイ。冷めた眼差しで、歌う。白いボーカリスト。僕は熱狂。静寂な世界は、大恐慌。

「やあ、教皇さん」

「お、いいねえ、一緒に踊る?」

世界は手をつなぎ、ヒスパニックにまじり合う。

僕は夢想か? 夢見ルカ

福音書

僕は愛するヨハネの福音。

嫉妬のジェラシー、夢見るルカ。

恋に落ちたらどうでしょう?

プリンスの愛欲レイン。

さてさて、ステージは大熱狂。

「わお、クレイジー、ユーアーゲイ?」

「ノー、アーユー」

 スマイル。

 大事なプリンスマイル。

「おお、笑ってらあ、あの戦慄の貴公子が笑ってらあ」

喜びのダンス。最高のパフォーマンス&イマジネーション!

踊れ、踊れ、ずっと、踊れ、戦慄のアーティスト。

人類は、紫の夜明けを迎える。

そう、僕たち、人間は、神を信じる。

でも、僕は、神を友と呼ぶ。イエス。ラブ。グッドラック。

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