第15話ぺろぺろクマガイヤ

混沌。

明日がこない。

絶望の混沌、世界の終わりと、始まりのリズム。

意識の覚醒。覚せい剤を打っているように、爆裂情動。

ぺろぺろクマガイヤ。

面白いネーミング、ですね。


それから先は、闇の中。

トンネルをくぐるとそこは、クマガイヤ、否、クマの厠だった。

芸術は、黄金のうんち。すなわち至宝、そして夢を追う詩人が一人。なにもやっていない、ように見えて、すかさずジャブを撃つ。これは闘い。でも弱い。詩人は繊細なもの。でも、生きる強さは、熟知している。父と母の面影、兄のため息。すべてを、クマガイヤ。いつか、今、あるいは、いつものいつか、どうでもいい、世界のことなどどうでもいい。家族が怖い。詩人はどうするか。このままでいい。このままが取り合えす、詩人が雲を追う世界。というよりエゴイズム。真実の姿。また、またよしよし。超えていきましょう。皆様。

ぺろぺろクマガイヤ。詩人が、ニーチェに変わる時、姿が変わる、そしてイエス・キリストになる。わははははは! と世界が笑う。いえすは「ん?」と十字架上で首を傾け、僕らを見守り続けている。これでいいのだ。これでいいのだ。

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