第4話ビリーとゆかいな仲間たち

森の奥、公園には公演を終えたばかりのビリーがいる。そして、子供たち。

背景には、七色、そして無限に広がっていく空の青が、君のハートをかき消していく。

夢の中で、見る夢のビジョンは、激しく燃え上がる森のビショップ。奥の奥、その奥の先には、城がある。ビリー、お姫様、君は純白の純真なそして、綺麗な子が黄金色の瞳をしている。その子は分身。僕の分身で、影と明るさ、もっと、もっと、と僕を急き立てるその吐息、仲間の息遣い。信じてくれた最後の叫び、慟哭にも似た、愛のメール。友情、強い、強く闘う、闘志に燃える、森の中にリスがいる。そしてちらっと顔を出して、楽し気に帰っていく。ハートマークの嵐。シュートして、シュートして僕の心はエキサイティングしていく。僕は、宝物を探しに、森の奥深く入っていった。僕は、故郷を想う旅人のように、指笛を鳴らし、痛みを分け合う、僕らの宇宙。夢の端末。リンゴの木が奥にある。

青いリンゴ、そして、もぎ取る。果実の香り。芳醇で繊細なバッハの旋律。そして巨人、マーラーの第一番「復活」。三日後に復活した僕の友達も、仲間にいる。だから、神様、僕らの武器は涙と笑い。僕ら人類は、今岐路に立たされている。それは、守るという願い、否、リアリティのない、空想のような、妄想。おお、とは叫ばず、僕はこういう。「プリーズ、プリーズ、Mrゴッドマン」それから、オットー・クレンペラー、あなたのマーラーは最高です。そう、自由に生きること、それは風のようなもの。だから、「Mrゴッドマン」僕らに涙と笑いを返して、というと、ちらっとリスが僕たちを見て、すっと逃げていく、後に💗MARKの足跡を残して。

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