〜ここは幻想郷〜

第2話 空が赤い！まさかの幼女が犯人!?

「藤原刄鬼と言う名前の不死者だ」

「妹紅の知り合いかしら？」

「…まぁ移動しながら話すか」

「それもそうね」

「んで、妹紅って…藤原妹紅とでもいうのか？」

「ええ、だから血縁者かと思ったの」

「ふむ…藤原妹紅ねぇ」

「確かフェニックスに好かれたって聞いたがその後は知らんな」

「そしてその名が出るということは妹紅がいるという事だな？」

「えぇ」

「そうか…」

「っと、着いたな」

「…？門番だと思うのだが…何故寝ている？」

「いつもの事よ」

「気にしないでいいわよ」

「…そうか？」

「入るか」

「…今更なんだが、お前能力者か？」

「えぇ、博麗霊夢…博麗神社の巫女よ」

「能力は『空を飛ぶ程度の能力』」

「空を飛ぶ？…ほぅ、その能力はチートだな」

「？どうしてよ」

「固定概念に囚われない能力だろ？」

「ただ空を飛ぶことしか出来ないわよ？」

「…なら、お前は未完成なのか」

「覚醒してなくても闘えるわよ」

「生ぬるい世界なのか…未完成でも闘えるとは」

「…時を止めるのは勝手だが、戦闘態勢を執るということは死ぬ覚悟は出来てるのか？」

「!?」

「ふむ、貴様人の子でありながら吸血鬼にしたがえるのか」

「何故、時の止まっている世界で動けるのかしら」

「世界への入門を果たしたから？」

「(ジョジョかしら)…降参するわ」

「降参など、あると思うのか？」

「…ｯ」

「辞めなさい！」

「!!…これはこれはレミリア嬢ではないか」

「貴方は、刄鬼ね…」

「なぜ貴方がこの幻想郷に居るのかしら？」

「知らん嬢ちゃんに落とされた」

「…紫かしら」

「悪趣味な傘と吐き気のする妖気を持ってたな」

「…話が変わって悪いが」

「何かしら？」

「レミリア嬢の妹は何処にいる？」

「…」

「死んだのか？」

「いいえ、地下に閉じ込めたわ…フランの意思でもあったから」

「ふはっ、結局制御なんて出来なかったのか」

「…どういう事かしら？」

「そのままだ、レミリア嬢の妹とは関わりが深いからな…レミリア嬢よりも」

「まぁいい」

『破壊神 シヴァ』

[スキル"5連スタンプ"]

「おし、フランに会ってくる」

「…(　ﾟдﾟ)」

「博麗、レミリア嬢は俺より弱いがサシで殺り合えば強いから気を付けて挑め」

「…えっ？あっえぇ」