22歳と半年 restart

kiwa

第1話 22歳と半年。⇨restart

 誘惑に負けた時、首が絞まる。仕事のストレスの反動からの、スマホ自由時間。無駄とわかってるけど、時計を見れば6時。ご飯までの1時間を過ごしても、4、5時間以上余ると余裕こいてしまう。そうやって仕事に行った時には、辛い時間を進めるエネルギーが切れてしまっている。

 何かを作ろうと意気込むけど創りたいものがないから、指が動かない。イメージがないと手癖で適当に描くしか方法がない。

 創作は、Googleでやり方を学ばなくても自分の頭だけである程度のところまではいけるのかな。検索エンジンがあまり発達していない2010年前半はそうだったはず。

 こうやって文章を書いていくと、読みにくくて、意味が空っぽなんじゃないかと思う時が多々ある。けれど心配する必要はない。修正する時間なんていくらでもある。「無駄」は、時間があるという幻覚を見せる。最低でも、いい作品ではないことがわかるのなら、何度でも修正して見せよう。

 世間の顔から正常心を保てない。そのために独自の見方、独自の世界がある。時に自分を忘れてしまう時がある。何か創っている時は、独自の世界の再確認の時間だ。ゆっくりでいいから、創り続けよう。

 何を作っても自分の作品な気がしない。どれも、熱意がないというか気持ちが空っぽだ。修正を重ねるほど、自分の色が色濃く出てくるのかな。

 今は、頭の中がぐちゃぐちゃ。何をやるべきか決めよう。貯金100万円を目指す。無駄遣いが恐怖を生む。恐怖を作り出すとはこういうことなのか。

 街を歩くのが怖い。体が細いだけで、何も悪くない。言葉が出ないのは障害だから、何も悪くない。早く内側から壁を作らないと、ボロボロな心のままだ。いろんな人から引き攣った顔をされる。他人に好意を向ける意識はするけど、無条件で跳ね返されることが多い。優しく接してくれる人もいるけど、傷つける組のトラウマで壁を作ってしまう。傷つく余裕を持てば、働いていける。

 そういえば、優しい側と接してみても強張った顔をされて終わるだけだった。いざ弱い部分を見せるとすぐに同じ。みんな真顔になって、張り上げた声で「こういうこと?」って問いただしてくる。その人たちが故意じゃないことはすぐに証明されるけど、僕が傷ついていることは、解答なしだ。

 だからと言って反撃してしまえば、後悔するだけ。説明しても、拗ねて不満げな顔をされるだけ。だからただひたすらに我慢すれば、最後には清々しく別れられる。何の後悔も無く。

 計画を立ててみよう。始めるのに遅いことが、これから増えていくから。22歳と半年が経過。残りは?30歳がMAX。それ以上は傷ついてでも生活に這いつくばれなくなる。傷つきながらも生きていけるチャンスが、今はある。障害者手帳で、傷つきながら生きていくことが、理論上は可能になる。つまり、約8年残っている。

推測を書くんじゃなくて、試してみてわかったことを書いて言ったほうが、自信になるのかも。

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