Love for you

Haise🖤

第1話

私、香川 星砂は新しい高校に向けて準備をした。


「転校になるなんて、ね~お父さん。」

母はそう言う。


そう父の会社の仕事の件で、いきなり転校となった私は朝から大忙しだった。

正直私は嫌だった。


ーせっかく友達と一緒に行ける高校に行けたのに



転校先の高校は、未来高校。

ーなんだよ。未来ってつまらねーの。


私はそんなこと言いながら、その高校へ向かった。


考え事をしていた私に一人の男子が声をかける。

「君転校生?俺は小野 光星って言うんだ。仲良くしよう。」


いきなり話しかけられて驚いた。なんて返事をすればいいのか分からず、とっさに

「急に話しかけないでよ!!!」

光星は驚いていた。私は焦って

「ごめんなさい考え事してて…」そう言った。


だが、相手は怒ったのか

「だるーwこの女常識がなってねぇなーww」

とその周りの人と笑う。


ー男達は去ろうとしたとき一人の男が現れる。


「おい、女子に向かって何言ってんだよ」

リーダー的なモテそうな男子がその男達に言う。


焦ったのか小野光星は私に謝ってきた。


ーえっ?

私が返事をする前に逃げていった。

周りの生徒は私を見て羨ましそうな顔でその男を見ていた。


「すまない、俺の友達なんだ。許してやってくれ。俺は霧島 直斗呼び捨てでいいよ。」

初対面で呼び捨てでいいと言われ私は混乱した。

返事をしなきゃと思い、

「よっよろしくおねがいします…!私は香川 星砂です!私も呼び捨てで大丈夫です!」

そう言って少し話した後にさよならをした。


自分のクラスに向かうため表を見に行った。

その項目には


ー霧島 直斗ー


ー○○ ○○ー


ー○○ ○○ー


ー香川 星砂ー

  …


なんだか嬉しい気持ちになる。

すぐに教室に行くと、直斗はもう席についていて、その回りには女子で溢れていた。

ーやっぱりモテるんだ。


そんなことを考えていると、直斗が立ち上がって誰かさんの席に座った。

女子は「私の席に座ってよー」「それ誰の席ー?」「転校生のじゃない?」 


そう直斗は私の席に座っていたんだ。

直斗は私に気づくと席を立ち椅子を引いてくれた。

一人称は不思議な人だった。初めてなのに、私の席に座って椅子を引く…


私は直斗に声をかけようとした瞬間

ある女性が先に話をかけた。


「ねぇー明日はデートしようよおー💞」

彼女居たのに異性の席に座るのはどうなんだろう。


でも噂によると直斗は彼女は作らないらしい。


あれは誰なんだろうか。


私は直斗を気にかけるようになっていた。






二話










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