他者とは違う私の好み

中筒ユリナ

第1話 他者と自分

「私は何者?」


そんな事を考えた事はないだろうか。


「私は何者?」

そんなのは、決まっている!

なぜなら、名前がある。

何処に住み、日本人である。

父、母がおり、夫、妻、そして我が子もいる。

勤めている会社があり、それなりのポジションだ。

また、肩書もある職業についている。


書き出したら、まだまだ、「自分とは」何てあたりまえのように出てくる。


では、今書いたような事柄を全て取り払い、唯の自分になってみよう。


たった一人の自分。何もない。

何も持たない自分。


あるのは、内面、精神など目には見えないような、解りにくい自分。


先程のように、


例えば「学校の先生をしている自分」


これは、「自分とは?」の問いに対して見えるものがある。

「先生をしている自分」だ。


だが、何もそのようなわかり易いものを全て取り払い、「唯の自分だけ」になった時、


あなたなら、何と答えるだろうか。


言えるならば、自分の性格、好み、癖、得意、不得意、等わかる範囲でなら、話せるのではないだろうか?


よく、学校や、就職する際の履歴書等に書く欄等があったり、一昔は、

面接などで、尋ねられたり。



では、自分で分かるその性格や、好み、趣味、夢中になる事、また癖

そして、ものの考え方、明るい、暗い

等など、それらは、どこから?


心の病になりやすい人、

そうでない人


プラス思考な人、

マイナス思考な人


周りの皆が好む事に同じような、気持ちが持てない。


自分が好きなものを他の人からは、理解されない。


自分とは?

他の人との違いは?


一体何処からくるのだろう。


また、なぜ、


自分は存在しているのだろう。


自分は、なぜ自分なのか。。。


他者ではない自分。


自分の存在を今一度考えてみてはどうだろう。。。



次回は、その仕組みについて、目には決して視えない箇所から探るとしよう。


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