③オリジナル・アーカイブ【プロット】

赤城ハル

プロット

 ◯世界観

 獣人がいる世界。そして魔法と魔物、天使が存在する。

 文化・文明レベルは王都は近世クラス、街や村は中世クラス。ただし火薬を使った文明技術は存在していない。

 町や城下町にはギルドがあり、モンスター討伐依頼を出している。


『神話』

 かつて天津神と国津神が争い、国津神が敗れた。その後、天津神は天使を地上に派遣し、人間を。そして天津神は天使に人間社会の管理を命じ今日に至る。


『過去(真実)』

 実は主人公達がコールドスリープマシンで眠っている間に世界で異変があった。それは科学者が次元の門をひらいたことだった。開いた門からあしき高次元の者達【ディアブロ】が現れ、地球で悪さをし始めた。

 そこで善良なる高次元の者達【ゼノグア】が人間に力を貸す。人間はゼノグアの力によりディアブロを倒し始める。

 だが、人間達はさらなる高みを目指してゼノグアと人間のハーフ【ヘーミテオス】である巫女の遺体を使って生体実験を開始した。

 それに怒ったゼノグアがクリーチャーを世界中に解き放った。

 そして人類とクリーチャーの戦いが始まり、人類は負け、全滅した。

 それからAIはゼノグアと和平協定を結ぶことに成功。協定にはDNAデータから人間を作っても、悪しき時代にせぬよう文化と文明の管理を命じられる。

 しかし、いざ人間を作り出そうにもゼノグアとの戦争で地球環境は変わり果て、人間には酷で、とても生存は不可の環境と成り果てていた。そこでAIは人間を改良することで環境に適応したヒト種を創った。それが現ヒト種の亜人である。


 ◯主要キャラ


 内田 大輝……16歳。いたって平凡な高校生。ただ少し直情的。フレアウイルス変異株であるオメガ株によりコールドスリープすることになる。しかし、そのコールドスリープ中に人体実験の被験者にされ、ヘーミテオスコードを体に打たれていた。そのおかげで現地球の環境に適応でき、そして全属性の魔法が使える。


 岬 真白……16歳。大輝の恋人。少し背が低い。性格は明るく社交的。大輝と同じくフレアウイルスによりコールドスリープすることに。


 ティアナ……茶髪の猫耳娘。14歳。大輝を魔王と思い目覚めさせた。好奇心旺盛。勝気な性格。背が低いため実年齢より年下に見られる。短剣を使い、機微に立ち回るのが得意。


 アイシャ……ティアナと同じ村の黒髪猫耳娘。14歳。魔法使い。ティアナより少し背が高い。ティアナと共に大輝を目覚めさせた。


 レオール……ティアナの兄。金に近い茶髪猫耳の獣人。16歳。性格は生真面目でしっかりもの。背が高く、イケメン。常に堅い表情のためティアナとは逆に年上に見られる。得物は弓。


 リーチェ……18歳。女性。赤髪の犬耳獣人。聖騎士団のリーダー。主人公と共に聖獣退治を行う。


 マキナ……天使長。実は自我を持ったAI。


 ◯用語


 コールドスリープマシン……医者や科学者からは理論上ではマシンが壊れない限り、コールドスリープは永続可能であると主人公達は聞かされるが、実は欠陥があった。


 聖獣……超巨大な魔物。実はヘーミテオスコードを体に打たれた被験者のなれ果て。全部で7体いる。


 ヘーミテオスコード……ゼノグアと人とのハーフである巫女の因子。主人公はこのヘーミテオスコードにより全属性の魔法が使える。


 天使……天使長の下で働き、地上の人間に啓示を与えるもの。正体はヒューマノイド。自我はない。


 天使長……天使より上位なる者。正体はヒューマノイドで自我を持ったAI。人類を同じ轍を踏ませないよう文明と文化を操作している。


 亜人……ゼノグアとの戦争により地球環境が大きく変わったため、環境に適応する人類として天使に創られたヒト種。獣の耳と尻尾を持つ。


 魔法……体や自然界の魔力をエネルギーとし術や魔具を使って発生させる奇跡。ただし生まれつき扱える属性は基本属性と限られている。属性は基本属性の火、水、風、土、金。そして特殊属性の光、闇、無がある。


 魔力……門を開いた科学者達が見つけたエネルギー。


 魔物……モンスター。かつてゼノグアが地球に放出したクリーチャーの子孫。


 ◯物語構成


 ・プロローグ

 主人公と恋人、政府関係者と医者、科学者の説明を受け、コールドスリープマシンに入る。


 ・一章

 主人公、目覚める。周りは見知らぬ洞窟で、さらに主人公以外のコールドスリープマシン見当たらない。

 なぜかコールドスリープから目覚めさせた猫耳娘ティアナからは魔王呼ばわり。初めは状況が分からなく混乱する。とりあへず自身とティアナを襲ってくる野盗の一味を魔法でなんとか倒す。

 魔法が使えることが判明した主人公はティアナの村に戻り、野盗集団を倒す。しかし、夜になり長老から魔王判定されてしまう。長老から魔王判定を受けた主人公は座敷牢にぶち込まれる。

 刑執行日、主人公はティアナの手引きにより隣り町まで逃げるが、村からの追手おってに追い詰められる。その際に町のシンボルでもあった聖剣を抜いてしまった。追手と戦闘になるも敗れ捕まってしまう。


 ・二章

 隣り町で捕まった主人公。しかし聖剣を抜いたことにより、勇者か魔王かと審議が行われる。そこで試練を与え、見事こなせば処刑はされないこととなる。

 そしてその試練は長きに渡り、町を脅かす大型魔獣を倒すことになる。


 ・三章

 大型魔獣を倒しに向かう主人公とティアナ、アイシャ、そして数名の監視者。

 主人公は見事、大型魔獣を倒して魔獣の魂である宝石を手に入れる。

 町へ帰ると天使の使いが来ていた。そして天使に会い宗教都市に行くこととなる。


 ・四章

 宗教都市にて天使と会う。そして天使により聖剣を抜いた者は聖獣を討伐しなくてはならいことを告げられ、主人公はしぶしぶながらも聖剣を抜いた責任により聖騎士団と共に聖獣を倒しに向かうことになる。


 ・五章

 聖獣を倒した後、なぜか主人公のみ天使長と謁見。そこで驚愕の真実を知る。聖獣は人体実験を受けた人間のなれ果て。そしてその聖獣の中に恋人の真白も含まれていた。主人公は恋人を探すため聖獣を倒す旅に出る。

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