第5話マネージャー

「藤田君ナイスゴールです。」


試合の予選が始まった。


水原は、マネージャーとしても完璧だった。


レギュラー選手の癖や特徴を見抜いて、適格にアドバイスしている。


「僕にアドバイスは?」


「藤田君は、完璧。」


確かに最近調子が良い。


でも、周りからは恨みを受けていた。


放課後の教室で


「あのさ‥。」


僕は、諸事情を話した。


「そうですか。簡単です。本当にわたしたちが付き合えば良いんですよ。」


「うーん、付き合って下さい。」


「ダメです。全国行けたらわたしから告白します。」


何んか女って面倒くさいな‥‥。


家に帰って来ると「やっほー。」


と声に聞き覚えた声。


「やっほー。って言ってるだろ?」


「誰だ?俺はギャルを見てるよ。」


市原ちほみは小学校の時、毎日、僕を弄り倒していた幼なじみだ。


「うちんとこはギャルが支配してるんだよ!ってか背後霊が見えるぞ。」


「初めまして水原つぐみと言います。」


2人は、何故かバチバチだった。



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