なんかすごいな
なんかすごいな
いつの間にか君は
大きな壁を越えて
つよく踏みしめてた
なんかすごいな
うつむいてばかりで
涙をこぼしていた大地を
今は恐れない
僕はまだ
壁を見上げて
どこに行くのかも
決められていない
君はすごいな
いつか遠すぎて
星とか太陽みたいに
光るものになるんだろうな
君はすごいな
それを伝えられるうちに
叫んでおかないと
わかっているのに
口を結んだまま
僕はすごくない
それでも君は
しばらく僕の隣にいて
笑ったり怒ったり
そんな日々を大切に思うから
一度引き出しに入れて
思い出さないようにするよ
壁に手をかける
なんかすごいな
こんな僕でも
未来を信じても
許されるんだから
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