チラシの裏に書き綴る

チラシの裏

2022/10/14(金): 人事評価

最後に日の目を見る経験をしたのはいつだったろうか。

半期末毎にそんな気持ちにさせられる。今年も遅れることなくやってきた。


30代もそろそろ折り返し地点が近付いてきた。会社に奉公する日々だ。新卒で今の会社に運よく滑り込めたことが、人生最後の日の目を見た瞬間だったかもしれない。

入社して1x年目。入社年次だけで言えば立派な中堅。主力となっていてもおかしくはない。そういう諸々が期待されている年齢だ。


弊社では「入社して3年で基本給xx万、5年で上級職」が、順調なキャリアプランだと認知されている。入社年次が新しくなればなるほど、優秀な人を採用する傾向が強くなり、年数は個々人で前後しつつも、大体は上記のようなキャリアを歩んでいる。


同期がより高度な専門上級職や管理職と昇進する中、ひたすらに地を這ってきた。

決して不良社員という訳でもなく、寧ろ「勤務態度は真面目で責任感が強い」と評されてきた。

もっと言えば、としか評されなかった。


それでも「いつかはこの頑張りが報われる」と強い気持ちで前を見据え続けた。

が、半期毎の人事評価シートが徐々に浸食していき、ついにその気持ちをも貫いた。


よくある異世界転生モノだったら、この辺りでトラックが飛び出てくるころだと思う。現実はそんなことも無いし、なによりトラックドライバーの方に迷惑はかけたくない。死ぬ気は全くないけど、早く終わりにならないものかと思うばかり。


別に会社からの評価だけが全てではない。

とは言え、それが日々の生きる糧、つまりお給料と密接に関わっているのだから、気にせずにはいられない。マイナスと書かれた評価シートが、会社からの「落ちこぼれ」の烙印に思えた。年に2回、「落ちこぼれ」の烙印を押され続けた。そろそろ烙印を押せる余白もなくなってきていると思う。


評価そのものには不当な部分はなく、半年間のアウトプットとして適切だと自分自身も思う。なのでやっぱり「落ちこぼれ」なんだなぁと認識させられる。


気持ちが折れてしまって久しいし、モチベーションの欠片も残っていないけど、誰かに迷惑は掛けたくないので、これからも真面目には取り組むと思う。


いつか何かで日の目を見ることがあればと良いなと思いつつ、太陽の目を探し続けてムスカ大佐と同じ末路を辿らないようにしたい。太陽を見るときは遮光板を使いましょう。

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