サクラサク。
@Blue-Berry
プロローグ サクラサク
気付いた頃には、物理的にも心理的にも遠い存在の人になっていた。
残っているつながりは、もう「同じ志望校」と「同じ学年」いうものだけ。
クラス替えで教室も違うフロアになり、全く会えない日々も続いている。
きっと、俺がどんなに想っていたとしても、俺に全く興味がないあいつは気付くことはないだろう。
でも、それでも、春にはきっと「サクラサク」――いや、なにがなんでも咲かせてみせる。
冬の間は吹雪が吹いたり、記録的な大雪になったりして、開花が遅くなってしまうかもしれない。
でも、一年間、できることはやりつくすと決めた。
受験だって、恋だって、満開にできるように――。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます