第2話 運命の始まり(2)
「――結人先輩!?」
園安結人先輩。サッカー部のプリンスだ。キャプテンじゃないけど。超イケメンだし超かっこいいしキャプテンより人気(キャプテンには悪いけど、あの人は何故かさほどモテない)。
高校生だとは思えないくらい大人っぽい、なんというのか……言いづらいけど、色気、みたいなものがある。
性格的には肉食系だ、間違いなく。背が高くて体つきも男らしくて、目がキラキラしてる。威圧感というよりも、危険な雰囲気も漂わせつつの、抱擁感を感じる。
実際優しいし、交友関係広くて、後輩の女子たちにいつも囲まれてて、困ってそうなのに話したことある人の名前はみんな覚えてて、すごい気遣いもできて、時々知り合いの後輩の部活の試合まで見に行ってる世話好きな人で、私のバレーの試合にも一度見てくれて、その時に応援してもらって本当に死ぬほど幸せだった……!
要するに、彼は外身も中身も何もかもがイケメンで、私はその何もかもが好きだった。
……さて、話しを現在に戻すと。
――ちょっと待って。なんで?なんでですか?なんで私に――あ、じゃんけんに負けただけか。なら良かった。
まったく、良くなかった。
変な期待を少し抱いてしまったのも事実だったが、それにしても、困る。後で誰かにあらぬ疑いや恨みを抱かれることになる。別にこういうの、私の柄じゃないのに。ここでアタックするような勇気もないのに。裏掲示板で好きな人アンケートがあった時、二十人くらい「サッカー部の結人先輩」って答えてるのを見てうわあって思ったことがあったけれど、顔を知らない彼女たちと戦うことなんて、まったく考えてなかった。
さりげなく周りを確認したけど、特に私を睨んでいる同級生はいなかった。
でもそれよりも、自分の隣に結人先輩が立っているという事実が、重い。戦々恐々、だった。
その後、待ち時間に先輩と何をしゃべったのか、自分でも覚えていない。
混乱とか焦りとかで自分の心音だけを聞いているうちに、いつの間にか私たちの乗る順番が来た。
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ゴンドラに乗って、五分くらい経った。
けっこう大きい観覧車だから、一周は十五分くらいある。最初は普通に、何でもない雑談もできていた。いつものように自然な笑顔……ではなくむしろ、不自然なまでにおしとやかに。私は元から表情筋が死んでるから、にやけてもバレる心配はそんなになかったけれど。
やっぱり、何を話してたのかあまり覚えていない。でもそれに対して先輩は終始明るく、気さくに話しかけてくれた。この人が女の子にそう言う感じなのはいつも通りなのだが。
――お願いだから、「可愛いね」って何度も言わないでよ!本気にしちゃいそうだから。ただでさえ、外れくじひかせちゃって申し訳ないのに、すごい気を使って話してくれてるな……。
会話したこと自体は、普通に何度もある。
最初に話したのは廊下でたまたまぶつかっちゃったとき……そのときが恋の始まりだったわけだけど。顔が赤くなってしまったし、こっちが遅刻しそうで急いで走っててぶつかっちゃったのが悪いわけで、とても恥ずかしかった。
それから、バレーの試合に来てくれた時、勇気を出して自分から話しかけてみた。後、体育祭でも同じ団で、同じリレー種目に出た。あの時の自分はどんな風だったっけ。確か、時々緊張で早口になりかけては押しとどめる変な私を見て、面白がられてた気がする。
私は先輩に、どう思われてるんだろう――十中八九、「変な奴」だろうな。そう思って時々悶えたりしていた。
「……ていうかなんかさ、もしかして目逸らしてない?」
不意に、不満そうに先輩が言う。
「え!?そんなことないですよ~。」
と言いつつ、目線はやっぱりススス、と窓の外に逃げていく。恥ずかしくて目を合わせられないだけなのに、印象が悪くなってしまったかもしれない。
でも、それでもやっぱり……楽しい。
結局、私が隠そうとしても浮かれまくっていたのが、バレてしまったかもしれない。
ちらっと何気なく視線を戻すと、また目が合ってしまった。
先輩は――私の目をまっすぐ見つめ返してくる。
数秒間、なぜか、お互いの視線が絡まったみたいに、離れなくなる。
心臓が、跳ねる。
――な、なんですか……。
私は再び目を逸らしかける。
「愛本ってさ。」
「は、はい?」
「俺のこと、苦手?」
先輩は軽い調子で言ったけど、その口調にはなんとなく、本物の不安も感じ取れた。
「え!?いや、そんなことないですっ!全然……あ、あの、話したがってないように見えます?その……緊張、しちゃってて。」
「あーそっか……ハハッ、別にそんなに気ぃ使わなくていいよ。ていうかさっきからさ、俺のことめっちゃ褒めてくれるし、お世辞うまいよね。」
「え、嫌、お世辞なんかじゃ……。」
「褒め上手って言った方が良いか。コミュ力高いよね。」
「あ……そう、かな。……なんか、ありがとうございます。」
自分で思いもよらなかったことを褒められて、何だかくすぐったい感じがする。
――人を喜ばせるのがうまい、か。
でも少し、もやっとした気持ちにもなる。人を喜ばせるような話し方。元々感情が顔に出にくいのに、表情をどう作るのか。きっとそれは、私が無意識に誰かさんから学び取ったものなんだろう。あれは全部本気だし、あれこそ人に好かれるようなコミュニケーションの完成形なんだけど。誰からも愛される完璧な人間。もしあいつが女子だったらもっとモテたはず。
ただし私がそれを無意識に真似してるんだとしたら、それはただのうわべの処世術みたいなものであって――私はあいつみたいな、「いい人」じゃない。
「――でも、あんまり積極的に話したがるタイプでもないよね。友達とも、あんまり自分からは
話しかけないっしょ?」
「……確かに、そうかも。」
確かに、単に、友達が多くない、と言うだけじゃなくて、私は――人とあまり、深くかかわる気になれない。たまに彩音みたいに距離感がなれなれしい奴とは仲良くしやすいけど……いわゆる、「普通の距離感」で接する相手に対して、ちょっと踏み込むようなこととか、甘えるようなことができない。
きっとそれは、どうせ失望するとわかっているからだ。
私はどこか、どうせ友情なんてただの、集団で立場を得るための契約みたいなものだ、って思っている節があった。あるいは、私の中で、「理想の友達」の基準が高すぎるせいかもしれない。
「……不愛想、かもですね。」
「そんなことないって。俺はクールでカッコイイと思う。必要なこと以外話さないって感じが。」
先輩がわざわざフォローしてくれる。
「そんな……私ただ、いつも何も考えてないだけで。」
「……そうかぁ?本当はちゃんと考えてるんじゃないの?」
「……え?」
先輩は、なんか真面目な顔だった。
「俺から見ると、叶多はさ、思ってることの半分も話してなくて……ほんとに大事な本音っていうか、そういうものは隠してるって言うか。仲いい友達とかにも言わないんじゃないかって思ってるんだけど。」
「…………。」
確かに、その通りかも知れない。
でも、私はやっぱりそんな底の深い人間じゃない。
先輩こそ底が知れない。交友関係が広くて、いつも友達とにぎやかに話してる。……でも、だからかえってむしろ、一人で静かにしている間は何考えているんだろうって、自然と気になっちゃう。
――もしかして、先輩も、私と同じだったりするのかな……?あんまり言えない本音とか、あるのかな。
「そういう人も意外と多いんじゃね?親友にも、恋人にも言えない、秘密があるとかさ……。」
「秘密……。」
「――あ、そうだ、愛本は彼氏いる?」
唐突の質問。
「え!?い、いません!」
ちょっと食い気味になってしまった。こんな何気ない文脈で出た問いに動揺して、どうするんだ、私。
「うん、知ってる。」
先輩はニヤッとして言う。
「……え?」
――なんで知ってるんだろう。先輩はそんなに私と接点あるないのに。
「じゃあさ、好きな人は?」
「……い、いません。」
「へえ……。」
そう言って先輩は見透かすように、いたずらっぽい笑みを浮かべる。
さすがに今の間は、ちょっと不自然だったかもしれない。
やがて話題も尽きて、二人だけの個室に気まずい沈黙が広がる。
その間我に返った私は、まだグダグダと考え続けていた。
――なんでこうなるの。どうして私なの。どぎまぎさせられてばっかりで、気の利いたことも全然言えないし――!
私はちらっと先輩の顔を見る。先輩は幸い窓の外を見てたから、目を合わせずに済んだ。
――やっぱり、かっこいい。
「――さっきのじゃんけんさ。」
先輩が顔の向きを変えずに言う。
――え?あ、また話しかけられてる、と気づいた瞬間、頭がフリーズしかける。
「晃たちがやってたやつ。あれ何やってるんだって思っただろ?」
いや、想像はついてましたけど……と言いそうになって、私は思いなおす。それだと、冷めたノリを装ってるみたいだ。
「あいつらさ、観覧車に乗るペアの女子取り合っててさ……バカだろ?その子たちの目の前でさ。品定めとかしちゃってさ。」
「えぇ!?そうだったんですか!」
私はわざとらしく驚いたリアクションを取った。
「そもそも女子に当たらなかった奴もいたけど。――前日からさ、予約とかしとけばいいのにな。」
「あはは……。」
そのあとに続けられた言葉で、私は今度こそ完全に思考停止する。
「――俺みたいに。」
「…………え?」
思わず目を合わせてしまった。
先輩は私をなぞかけで試すように、見つめ返してくる。
私は思考を整理しようとする。
――えっと、先輩はさっきのじゃんけんには参加してなかった。昨日の時点で予約してた、つまり一緒に乗る女子を決めてた……ってこと?
脳みそが改めて合理的に結論を出す。
――あ、そっか。私を名指ししたのか…………って、なんで???
全く合理的じゃなかった。
「あれちょっと?今の、どういう意味か分かったよな?」
先輩はちょっと焦ったように言う。
「…………………あの。」
「何?」
「……なんで、ですか。」
辛うじて口をついたのは、率直な疑問だった。
「『なんで』? ……ああ、ハハハッ。そう、だよな。はっきり言って欲しいんだよな」
そう言って先輩はまた急に真面目な顔になる。
ちなみにこの間、私はずっと無表情だ。能面みたいに、顔色一つ変わらない。緊張しすぎると、ふだん自然に作れる表情が全部消し飛んでしまう。私の悪い癖だ。
私が黙ってるから、先輩に驚いてるのは伝わってるだろうけど、捉えようによっては単に迷惑がっているだけに見えるかもしれない。乙女らしい恥じらいとか、嬉しいかどうかさえも、顔から一切読み取れないはずだ。
何を言われるか予想はついてる。
でも、どこかでまだ信じられない自分がいた。まさか、好きな人から先に告白されるなんて、そんな都合のいいことがあるわけない。絶対にない、なんて言えなくても、私に限ってはやっぱりありえない。そう思うくらい、私は自己肯定感が低かった。
だから全然予想もつかなかった。一体それが、どんなふうに切り出されるのか――
「叶多。」
――下の名前で呼ばれた。
「――俺、お前のことが好きだ。」
息をつく間もなく言われた。
突然の、核心を突く言葉。
心の準備もできてないところに直球で投げつけられたせいで、心臓が破裂しそうに高鳴る。
「…………え。」
「本気だよ?――俺はお前のことが好き。だからさ――」
そう言って先輩は言葉を区切る。言い淀んでるんじゃない。
私の目を見つめて、真剣さを伝えようとしてる。
それで私がやられちゃうことも、わかってやってるんじゃないかって思えた。
「だからさ、俺と付き合ってよ。」
――待って待って待って。
嘘でしょ。ドッキリですか?え、本当?本当に?――本当に。
直球だった。間違えようもなかった。簡潔かつ一瞬のこと過ぎて、心の余裕を奪われる。
待って、待ってよ意味分かんないっ――!!!
「え、な……なんで、ですか。」
私はパニクった挙句、またしても思ったことをそのまま言ってしまった。
「何で、って……どこが好きか、てこと?」
「え、あ、あ……。」
「じゃあ~順番に言おうか。」
――え、え。
「まず当然だけど、顔が可愛い。特に目が、大きくて、きれいだしさ。無表情だけどさ、目だけはくるくるよく動くのがさ、可愛い。」
「…………。」
私はまさにその目を泳がせまくりながら、口をもごもごさせる。
嘘だと疑ってるわけじゃなかった。私は『自分が誰から見ても可愛い』とか思うほど自惚れてないけど、かといってさすがに素直に受け取れないほど卑屈でも嫌味でもない。でもそんな恐れ多いことを言われるなんて、思ってなかった。
「それから、性格も好き。誰にでも礼儀正しいし、親切だし、几帳面だし。さっき言ったけど、話してると楽しいし、俺のこと褒めてくれるし。お世辞でも優しさがにじみ出てるって言うか。……後、頑張ってる時の姿も好き。特にバレーやってるときの後ろ姿が、すごく綺麗、だし、かっこいいって言うか……正直言うと、前にバレーの試合見に行った時さ、お前が目当てだったんだ。」
そう言って先輩は、ほっぺを赤く染めながら目をそらす。
――待って待って待って!
情報量が多すぎた。さすがに鉄仮面みたいだった私の顔も、もう沸騰してただろう。
「それからさ、動きの癖とか、細かい仕草も好きなんだけど――もう、この辺にしとく?……恥ずかしいな、これ。つまり、何が言いたいかって言うとさ――」
先輩はずいっと顔を寄せて、私の手を取った。
「――大好き。お前の全部が好き。全部、俺のものにしたい。」
「あ…………。」
私の脳は、完全にぶっ壊れた。
「……急なのはわかってる。だから、すぐに答えなくていいから。」
先輩はそう言ってただ私の顔を見つめる。射すくめるように、何かをつかみ取ろうとするように――遠慮してるようなことを言いつつ、確実に私の心を追い込んでいる。
本当だったら、今すぐ答えるべきだ、と思った。
でも、答えられない。息が詰まっている。今度こそ本当に口が重い。
この人は、容赦がなさすぎる。目も合わせすぎだし。その瞳の、熱量に呑まれてしまう。
そう、目だった。
この人は、目でものをいうタイプの人なのだ。
言葉ではあまり語らない分、目に心が籠っている。目を合わせ続けると、飲み込まれちゃいそうになる――それが、園安結人と言う人の魅力。
しかも、私は人の視線に弱い。昔から、ずっと。人の視線に込められた気持ちを拒絶できないし、知りたくないその人の気持ちまでわかるような気がしてしまう。
逆に、自分の目を覗かれるのも苦手だし。いくら無表情でも、自分の気持ちは目から盗み取られてしまう。そんな気がして不安になる。
今も、そうだった。
先輩はきっと、人の気持ちを読み取るのもうまい。多分さっきと違って、目を直視されてる今、私の思っていることは全部筒抜けなんじゃないか。そんな気がして仕方なかった。
――逃げられない。
返事。
返事、しないと。
もうどうせ、わかっちゃってるんだ。
だから先輩は、私が言うのを待ってるんだ。
言え。
言ってしまえ――
「――――はい。」
――言った!言ったよ!
「……え、今なんて言った?」
……でも、声が小さすぎた。
「あ、つまりその、えっと、その、お、お付き合いのお誘いの、お返事で……その、返事が『はい』、です!!!」
体を動かせないまま、やたらと丁寧につたない返事を返したものの、「私も実は、ずっと前から好きでした」まで言えなかったことを、けっこう後悔した。
「……ああ、やったぁ。……マジでありがとう、叶多……!良かったぁ……!」
結人先輩は、とつぜん人が変わったみたいに子供っぽく喜びだした。
その勢いで、私のことをぎゅっと抱きしめる。彼の体温と髪の毛の匂いが、ゼロ距離に……。
「ひぅっ!」と、私はよくわからない声を出す。
「俺今、マジで人生で一番幸せ……!叶多!俺が一生幸せにする!」
先輩は喜びすぎて泣き始めていた。というか、「一生」ってちょっと気が早い気もする。そんなに……そんなに私のこと、好き、だったんだ。嬉しいのもそうだけれど、むしろ驚きの方がもっと大きかった。
先輩は我に返ったように腕の力を緩める。
「……あ、ごめん。はしゃぎすぎて……。」
「う、ううん、大丈夫、です……。」
「……もっと悩まれるかって思ってたんだけど……いいのか?ほんとに、良いんだな?他に好きなヤツとか、いないよな?」
先輩はものすごく念押しをしてくる。
「いないです、そんな人……私、あんまりそういうのに積極的なタイプじゃないし……いや、でも先輩とは、嫌じゃないし……。」
――いや、違うよ、その言い方じゃ足りない!
私は勇気を振り絞って叫ぶ。
「ああ、つまり、私も!その……!積極的な意味で!先輩と、お付き合いしたいです!」
顔を真っ赤にして、大声を出すことに成功した。
先輩はあっけにとられた顔をする。
「……マジで?」
「はい……私も、ずっと、前から、好き、でした……。」
そう言いながら、語尾がフェードアウトしていく。そしてそれと同時に、目に涙が浮かんできた――今更、嬉しすぎて。
「……運命じゃん。」
「え?」
先輩は震えながら言う。
「両想い、なんて、運命だろ、これ、なぁ……そう思わねぇ?」
そう言って先輩はふにゃぁ、と笑う。まるで、世界で一番大事なものを見つけたような、そんな顔。それは今まできっと、誰にも見せたことがないような顔だった。
決して恋愛経験が浅い訳じゃないのに。
――ああ、きっとこの人は、すごく恋に真剣な人なんだ。私はようやく、そう気づいて、ただただ、その顔に見とれていた。
先輩も、黙って私の顔に……見とれていた、のだろうか?
気が付くと、夕日が射していた。これなら、顔が赤くてもわからなかっただろうか。
こういうときって高いところの景色がロマンチックだから云々、とか関係ないと思う。
まるで空を飛んでるみたいで、文字通り浮足立ったというか、夢見心地になったみたいな……私はそんなロマンチストな思考はしてない。
でも――そんな風に思っている私でも、その瞬間、冷静さを忘れた。
ただただ、何かに、突き動かされるように。
私が彼に引っ張られていたのか、彼が私に近づいたのか。
ただ、二人きりで、密室と言う状況――二人だけで、手を伸ばせば届く距離で、
正面にずっと相手の顔があって、
そこでさらに、心だけじゃなくて顔の距離まで詰められなんてしたら――
そういう状況が、致命的になるんじゃないか。
……夕日に照らされながら、二人の顔の輪郭が溶けあった。
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