什参:骨肉の争い 洋名に呼内課
先日行われたセパ12球団の無理矢理漢字変換は
1000本ノック以上にキツかった。無理矢理漢字に直そうにも
元のカタカナ語の意味を知らないと、着手出来ない……。
知らないことは「0」からでも学べばいい!
僕たちはTEAMなんだ、判らないことは補い合おう!
ATEJIは知られざる、隅田兄妹の話を持ち掛けた。
憧れた英語変換漢字の隅田家人物名
姉が走ると書いて「走=ラン」長兄が鳥籠と書いて「鳥籠=ケージ」
妹が愛 と書いて「愛=ラヴ」次兄が深紅と書いて「深紅=レッド」
「僕は何故か日本語の宛児、しかもこの意味でのアテジって
実際は当て字じゃないすか。思春期の頃は揉めました。
僕も凝った名前の響きが欲しかった。兄貴二人も姉妹の方だって
虐められることなく、皆にすんなりと受け容れられている。
せめて走=ランを僕の為に残して、
姉ちゃんは「夢」とか「虹」とかで良かったんだ。
後、出涸らしになったから制度撤廃ではなくて
妹はちゃんと「愛=ラヴ」って名前貰ってますから」
「お話を伺って、一つだけ確信したことがあります。
最初に貴方のアパートで対面した時に、
ATEJIさんは名前をローマ字に変換なさいましたが
そう言ったコンプレックスがおありだったのですね」
「そして、もう一つ、僕は漢字検定に落ちまくっているんです。
何か資格めいたものが欲しくて
きちんと勉強してから毎回受けているのですが
ケアレスミスの連発で合格点に達しない。
ちなみに今の最大レベルは漢字検定3級です。
これに童心やイマジンを上乗せすることで
本当に上のRANKの方と戦えるのでしょうか?」
「それでは、私が準2級レベル、2級レベルで貴方の実力を
底上げする役割を担いましょう。
本番に滅法弱いのか、学習障害があるのかは分かりませんが
確かに記憶に残る選手だと、漢字検定ファイト大会本部で
よく名前が挙がっていたのは事実です。
ATEJIさん、前回はシングルス出場だったそうですね。
どのくらいの戦績を上げましたか?」
「3人目の難読漢字に筆が進まなくて
『薬缶』と言う出題をしたのですが、直ぐに看破されてしまって……」
「大会本部はATEJIさんの何に注目したのでしょう?」
「本人には尚更分からない問題ですね」
「とにかく、今日から高難易度の問題出題です」
「お手柔らかにお願いします。準2級以上、解けるかなあ……?」
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