弐弐:DOUSHIN QUEST

「ドウシン……幼心みたいなものですか?」

「まさにそう、それなんですが、童心には

『同心』『同信』『同芯』『道心』『道新』『道臣』

……判明しているだけでも、六つの同音異義語が存在しているんです!」

「童心+六の同音異義語が、僕の潜在能力と何か関係がありそうですね」

「話が早くて助かります。漢検ファイトの基礎は予習復習とアドリブ力。

無論、貴方も私も予習復習をして行くのですが、

それとは別に天真爛漫なアドリブ解答力を養ってもらいます。

難読漢字はジョン・レノンよろしく「イマジン」が大きな比重を占めるんです」


・梅金万 ウメカネヨロズ 

土橋琴子 ドハシコトコは、実は本名と言う裏設定。

→二人は、それゆけ!安飯満(幻冬舎ルネッサンス新社)の登場人物。 

調子に乗って安飯満までは登場させない。

彼はシェフに本気で成ろうとしている最中。


・雰囲気で出した童心+六つのドウシンを出オチに終わらせない!

TEAM同『同心』『同信』『同芯』

TEAM道『道心』『道新』『道臣』


同も道も「心」を含む熟語あり!

→同心は与力の部下。同心協力。

→同信は信仰を同じくすること。

→同芯は値が小さい程ブレが少ない。

→道心は世道人心の一部。世の道徳を世間が信じる。

→道新は北海道新聞の略称。

→道臣は宗道臣(少林寺拳法の開祖)。


「道新は北海道新聞の略称ですし、宗道臣は格闘家の人名ですね。

パソコンを用いた熟語検索でこう言った、

本筋と無関係な熟語を拾う事実は、正に目から鱗でした。

道新なんて轍っぽいイマジンが浮かび上がりましたよ。

轍自体は誰かが通った跡ですが、適度に整地されている、と言うか……。

道臣は旅先で出会った家臣のイマジン。

旅は道連れ世は情け、この表現、合ってますっけ?」


童心+六つの同音異義語は、そのほとんどが張りぼてだった。

しかし、ルビの思惑としてはこれでいい。

ATEJIがイマジンして、予習復習と重ね合わせる。

この一連の流れが彼には必要だったのだ。


もしくは、これらを対戦相手に出題すると言う手段も。

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