第5話 Excelは使えるようになると便利

菜乃「到着~!!」


俺らは京都に到着。今回はこのまま宿に行って先生の話を聞いたり部屋に荷物置いたり…


さくら「はいはい、そんなところ描写しません。サクッと行きましょう」


というわけで夜になった。


藍「男女部屋別でどうやってラブコメする気だ?」


ヒデ「なんだ?藍。そんなことで悩んでたのか?そんなの女子部屋に忍び込むに決まってるだろ?」


藍「当然みたいな顔で言われても…捕まるぞ」


さくら「そう言うと思ってました」


藍「うわ!?なんでいるの!?」


さくら「里香さんが座標交換装置持ってたので…」


富咲「なんだその機械…そんなのあるならバスに乗る必要なかったんじゃ?」


里香「そんな便利なものじゃないよ。東京ドーム1つ分くらいの範囲しか座標交換できない」


富咲「東京ドームってどれくらい?」


さくら「46755㎡と言われてますね。200メートル四方くらいってイメージです」


富咲「うちの庭よりは小さいか」


藍「ついていけない…」


さくら「わかりやすく言えばシャ〇ブルズです」


藍「いつかこの作者は懸賞金をかけられると思う」


富咲「僕が懸賞金かけてこようか?3〇億で」


ヒデ「乗るな!富咲!」


藍「止めろ止めろ。話戻すぞ。それで?座標交換装置で男子部屋に来たと?」


さくら「そういうことですね」


藍「でも俺ら以外のクラスメイトもいるけどどうするの?またキャラ紹介回?」


さくら「いえ、あなたたちは3人部屋ですよ?」


藍「都合よすぎる…」


さくら「あとキャラ紹介とか簡単に言わないでください。1人キャラを出すにしても名前を考えてどういうキャラにしようか考えて、一人称決めて他の子からはどう呼ばれてるかを一人ずつイメージずれないように定めて…って結構大変なんですよ?」


藍「おう…意外とちゃんとしてるんだなあ」


ルナ「ああ、あの頭に急に思い浮かんだのはそう言うことか。な?ボンボン」


富咲「ボンボン!?僕のこと!?」


ルナ「ああ、なんか表にボンボンって書いてあってその欄にお前と私の名前があったから。あたしはボンボンってお前の子と呼ぶらしいぞ」


さくら「登場キャラがどの人についての話なのか分かってないとめんどくさいですからね。作者が共有したのでしょう」


ルナ「Excelファイルを急に頭の中に送られる気持ちも考えろよ…」


藍「Excelでまとめてるのかよ…」


さくら「列挿入とか使えば新キャラが出た時も楽ですからね」


菜乃「話がかた~いよくわかんな~い」

ヒデ「どうでもいいから枕投げしようぜ」


バカ組が飽きてきた。


さくら「どうします?青春するなら枕投げしたほうがいいですけどヒデ君の投げた枕は死傷者が出かねません」


藍「里香がまた便利グッズ持ってたりしないの?」


里香「何言ってるの藍君。無理に決まってるじゃん」


藍「無理なのかよ、壊さないようにより透過する方が楽なのかよ」


さくら「なるほど、合宿の定番キャッキャうふふ展開が一個潰れましたね」


菜乃「コイバナすればいいんじゃないの?」


藍「そんな話ない。それより座標交換装置見せて」

さくら「『誰か好きな人いないの~?』みたいな話ですか?まだ5話ですよ?できるわけないじゃないですか」


ルナ「はあ…マジでなんで合宿編なんてやろうと思ったんだ…」


菜乃「いやルナちゃん!あなたはあるでしょ!イケメン俳優とも共演してるんだし。この時のためのキャラでしょ!あと私も中学ではモテてたんだよ!?こんなひどい扱いしてくるの藍君とさくらちゃんくらいだよ?」


ルナ「おい巻き込むんじゃねえ。そんな話あったらスキャンダルになっちまうだろうが」


菜乃「ギャルのくせにまともなこと言いださないで…脳がバグる」


ルナ「ぶっ殺すぞてめえ!」


菜乃「きゃあ~」


菜乃が俺の背中に隠れようとするが…


里香「それでえ、ここ押すと…」


藍「ふむふむ、ポチッ」


菜乃「助けて~…あれ?」


富咲「あれ?」


藍「お~入れ替わった、座標交換面白いな」


いいタイミングで俺は富咲と入れ替わった。


菜乃「なんで!?」


富咲「あの…菜乃さん…近い…」


富咲は少し赤くなっている。


藍「これ座標交換を上手く使えば距離感無視してハレンチなことできるんじゃね?」


里香「できると思いますよ?ヒデ君を女子風呂に送ってみますか?」


ヒデ「え?いいの?」


さくら「ダメです」


前向きなヒデはあとで殴ろう。


さくら「う~ん、少し展開がだれてきてますねえ…ここは一発景気よく行きましょう!」


藍「お!?期待していいの?」


さくら「トランプ持ってきてます」


藍「普通だな!」


さくら「ヒデ君がいることを考慮してババ抜きにしますよ、豚のしっぽとかやったら多分全部取られます」


藍「おっけ~」


トランプを配っていく。そしてここで謎の作者の寵愛が出る。


ルナ「私残り3枚だわ」


ヒデ「まじかよすげえな」

富咲「もう神に愛されてるんじゃ…」


さくら「まあこの場合、神って作者ですけどね」


身も蓋もない…

だがこのババ抜きで重要なのはそこじゃない。ヒデだ。

身体能力勝負だと話にならないのは目に見えている。スピードとか勝てる気がしない。だがもし謎の超直感で駆け引き系も強かった場合、神経衰弱とポーカーくらいしかやることがない。


ヒデ「じゃあ俺引くぞ~」


一番枚数が多かったのはヒデ。流石、公式で不幸なバカと言われてるだけある。

てか多分ババ持ってるのもこいつだな…引かれるのは俺だ。そして結果…


さくら「ババはヒデ君でした~」


ヒデ「1回もババ動かなかった…」


菜乃「あはは…私は何も考えずに引いてたんだけどな…」


よし、運ゲーもやめよう、ヒデが弱すぎる。


トランプでやることがなくなったな。


――あとがき――

次回はもうちょっとラブコメっぽい会話します。Excelの話とかはしません。多分…


面白いなあとかクソラブコメだなあって思った人は星やコメントやレビューお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る