異世界レンタルビデオショップ始めました。
をづま ユー
第1話 異世界にレンタルされました。
「今日もレジの差異はなかった…よし!」
俺は
同世代はきっと大学卒業後それぞれ企業に勤めてからもう7年ほど経過して部下が出来たり結婚しているのだろうか。
まぁ俺は就活もサボってのらりくらりしていて就職した経験もないからわからないけども。
「底辺フリーターだから…はぁ…早く締め作業終わらせて家帰ろ」
これ以上周りと比べるとメンタルやられそうだから黙々と作業を進める。
帰宅したら今日店で借りた新作の映画「イセカイスクワッド〜史上最悪の悪役集結す〜」をコーラとポップコーン片手に鑑賞するため時間は掛けていられない。
「翌日の朝勤務の人に引き継ぎのメモも完了っと。さてタイムカード押して着替えて帰るかな」
カウンター裏にあるPCで退勤打刻をして店の事務所へ行きパパっと着替える。
それから自動販売機で買ったペットボトルの水を一口飲んで裏口から出ようとした。
「あ、やべ。引継ぎに書かないといけない伝言1つ忘れてた」
明後日からDVDのディスカウントセールが始まるのでそのPOPを明日居るスタッフに作って欲しいのだった。いけないいけない。
店のカウンター裏のPCまで行って引継ぎに伝言を残さなければと思いPCの前まで行く。
「これをやるとやらないじゃ不安になっちゃうんでねぇ〜……ん?メールが来ています…ウチの店宛てに…エリアのマネージャーさんかな」
メールボックスに謎のメールが1通届いていた。
貸田は謎のメールを開いてみた。
「えーっと…なんじゃこりゃ。差出人は…レンタルビデオショップの神様?本文は…」
メールの本文はこうだ
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アルバイトフルタイム勤務お疲れ様です^^
貸田くんいきなりの申し出でまじごめんなんだけども聞いてくれない?
異世界でレンタルビデオショップやってみない☆?
貸田くん優秀だしなんか毎日が暇そうだしテキニンってやつです。
なので来て欲しい、ていうかもう異世界送りは約束されてるんだけども←申し訳ねぇ
なるべく長いことコッチでレンタルビデオショップ楽しくやってくれるとまじ助かるっす。
というワケで貸田くんヴィジョン ヴィンガルド店に異動お願いします〜
神様
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なんだこれは……
ふざけたことをするやつがいたものだ。
意味がわからない内容だし何故店のメールアドレスを知っていたのだろうか、外部の人間ではなく内部の人間の仕業だろうか。
だとしたら悪質だ。今すぐ店長に報告か…?いや、もう夜遅いしなぁ。店長寝てるよなぁ。
思考が巡る。
「はぁ〜…なんか考えたらキリがないし悪質なイタズラってことでコレも引継ぎに書いておこうか。てかこんなことで横着してるより早く帰ってイセスク(DVD)を俺は観るんや!」
謎のメールのことも素早く引き継ぎに残す。
メールは消さずに残しておくことにした。
「さぁ!帰るか!」
貸田は事務所の横にある裏口に向かった。
貸田がカウンターから離れたときまた1通のメールが届いた。
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神様でーす^^
ごめん!言い忘れてたけど最初のメール送った時点で店ごと貸田くんはもう異世界ヴィンガルドに送りました!
ご周知ヨロです!^^
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1話目終了です。
ふとした思いつきで書いてます。
楽しく書ければと思ってますので応援よろしくお願いします。
更新日は不定期ですが週2回は投稿出来ればいいなと思っております。
難しい場合は週1でいきます。
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