あらすじ

 メイアは24歳の女性で宝石の女神オパリュスに異世界へ召喚された。オパリュスは信仰する者が減って100年後に消滅する危機にある。消滅回避には宝石神殿のレベルを2に上げる必要があった。


 メイアの仕事は宝石神殿に住んで、宝石やジュエリーを奉納して宝石神殿のレベルを上げる。宝石神殿ではオパリュスの分身である少女のコパリュスと、神獣フェンリルのムーンと一緒に過ごす。


 メイアはオパリュスから宝石関連のスキルや道具をもらって、効率よく宝石採掘から宝石加工までをおこなう。順調に宝石やジュエリーを奉納して、早い段階で宝石神殿がレベル2となって、オパリュスの消滅が回避された。


 宝石神殿のレベルアップでは、宝石神殿の強化と精霊たちが出現する。ダイヤ、エメ、ルビー、サファの精霊たちによって、心地よい生活や農作物も順調に育つ。メイアは収穫した農作物で、元の世界にある料理を再現させて周囲を喜ばせた。


 近くに住んでいる神獣ドラゴンのトナタイザンとも仲よくなる。メイアはトナタイザンにジュエリーを渡して食事もご馳走する。かわりに食材をもらって農作物などの手伝いもしてもらった。


 宝石神殿は強い魔物がいるムジェの森にあるが、旅人や冒険者が忘れたころに訪れる。ラコール伯爵の娘であるシストメアは、ジュエリーの修理先として宝石神殿を訪れた。メイアはジュエリーを修理してシストメアとも仲よくなった。


 メイアの作るジュエリーは高品質で、旅の途中でよった商人のコルンジも喜んで買い取ってくれた。メイアは継続的にコルンジと取引をおこなって、金貨以外に周辺国の情報や食材、日用品が増えていって生活が豊かになっていく。


 最初はメイアとコパリュス、ムーンだけだった宝石神殿だが、シストメアの祖父母やコルンジを護衛していた冒険者が宝石神殿に住むことになった。農作業も手伝ってもらって、宝石神殿は賑やかになる。


 レベルの高い宝石や地金は強化する素材も異なってくる。原初の椿が必要となったが、ムジェの森になくてコルンジももっていなかった。宝石神殿に住んでいる冒険者の協力を得て、原初の椿を無事に入手できた。


 シストメアの社交界デビュー用ジュエリーをメイアが作ることになる。心を込めて作ったジュエリーはシストメアの両親や祖父母に認められた。社交界デビューのパーティー開催中に問題が発生したが、メイアの料理で危機を回避できた。


 メイアは幻のジュエリーを作れるレベルになったが、真紅の炎がなくて加工や強化が出来なかった。トナタイザンの協力を得て無事に幻のジュエリーが完成する。感謝の気持ちを込めて、オパリュスの像へ幻のジュエリーを飾った。

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