努力=小石の粒を積み上げること
努力はまるで石のつぶて。
頑張って頑張って、やっと一粒。それを一粒ずつ積み上げ、大きな塔を作ろうとしているのに似ている。
こんなに努力したのだから、もう土台くらい出来ただろう──それは間違いだった。
目に見えるほど出来てはいないのだ。それどころか、まだ土台すらも積まれていない。少し前から何ら変わらないのだ。
努力は虚しい? それも違う。
一粒ずつの努力も、懲りずに積み上げなければただの石ころに終わる。
毎日毎日結果ばかりを見つめていては、努力の成果が見えにくい。
自分の努力は誰かに見せるものではなく、積み上がって大きくなった時初めて気づくものでもいいのかもしれない。
しばし忘れて、自分を信じ、昨日は一粒、今日は二粒などと気にせず、何ヶ月、何年もした頃に、「ああ、こんなに大きくなった。頑張ったものだなあ」と感動する方が喜びが大きい気がする。
ほんの一粒、されど一粒。
昨日と今日の違いが見えなくても、昨日より今日が何粒が崩れてしまっていても、悲しむ必要はないのだ。
いつかあなたの努力は、気づいた時には大きな塔になって、あなたをてっぺんに登らせてくれるはず。
そこまでコツコツ頑張って来られた人だけが、その時に初めて「努力してきて良かったなあ」と言えるのかもしれない。
そういう人に私もなりたい。
なれるかなあ──自分を信じよう。
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