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籠の鳥の望みへの応援コメント
アラブの風と籠の中の姫。わぁ、素敵と拝読いたしましたら
なんと、お題に応えての一作だったんですね。すごすぎる。
決して心を開かなかった寵姫が、天空に飛びたつ姿を見送る皇帝。
絵心があれば描きたいくらい、その光景が鮮烈に目に浮かびました。
追伸:気づいておりましたとも! 皇帝は「だから」逃がしたのか、「だけど」逃がしたのか。余韻も素晴らしいのです。
作者からの返信
いつも読んでいただきありがとうございます♪
私の中では風になびくカフタンやショール、飛んでいくヴェールなどが見えていたラストシーンです。絵に描きたいなんて嬉しいー!
最期にやっと心を通わせて「あなた」と呼んだの、お気づきでしょうか。
なら、飛ぶなよ(泣)
籠の鳥の望みへの応援コメント
歴史を感じさせて頂きました。
単語の一つ一つにある、全く知らないルビを読みながら、遠い異国を感じ入りました。山田様がいかに歴史に造詣が深いことが分かります。
だからでしょうか。奴隷となった女性の物悲しさが読んでいて伝わってきます。
動物としての鳥は登場しませんが、主人公の女性を囚われの鳥とし、自由に飛びたいという気持ちが分かる気がします。
それが、例え死を迎えようとも……。
皇帝の気持ちを、私は推し量ることはできませんが、ああした形でしか自由にさせられない。歴史やその時代の倫理があったのであって、残忍で野蛮な人ではなかった気がしました。
作者からの返信
トルコ語、モンゴル語の力を借りて異国の雰囲気を出そうと試みました。
日本語の音で表現するのは難しいのですが、少しでも情緒が伝わったのなら嬉しいです。
二人の抱える悲しみと絶望、そして救いを、あんな形でしか決着させられないのは、書いていてももどかしさを感じました。
感想をいただきありがとうございました。
籠の鳥の望みへの応援コメント
おぉ。現在のトルコ……辺りですかね。クロスロードというお題に対して、あの地域一帯が巨大な文化のクロスロードという答え方で、巨大で華美な宮殿の中の籠の鳥のような女という答え方と合わせて【クロスロードの鳥】なんですね。なんとも見事なスケール感です。
王という立場は見方を変えれば、戦に負けた際には助かりようのない敗戦の象徴の首となる運命に縛られている訳ですから、実は彼も籠の鳥のようなものだと女が理解するその展開と表現も素晴らしいですね。
良いものを読ませて頂きました。ありがとうございます。
作者からの返信
なんとも壮大なクロスロードを展開してしまいました。
良かったと言っていただけると励みになります!
お読みいただきありがとうございました。
籠の鳥の望みへの応援コメント
言葉の表現が素晴らしかったです
作者からの返信
わあ、お褒めいただき恐縮です!
1年前の短編を発掘して読んで下さるなんて……。
ありがとうございました。