ギャグ漫画時空の女の子を勇者として召還してしまった

第2話

「アイたんいたいよーはなしてー」

「え？なんで生きてんの？かすり傷ひとつないし」

「リナのいた世界ではねー次の話に進むと大体元通りになってるの。そういうものなの。」

「・・・・・・・返せ」

「え？」

「俺の必死の涙と魔力を返せやああああああああ」

「ぐっはあああああああ」

リナは吹っ飛んだ。

なるほど。案外吹っ飛ばせるもんだな宇宙って。

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「よくぞ魔王軍４天王を倒し、ここまでたどり着いたな。勇者よ」

なるほど。この威圧感。これが魔王の力か。

「アイたん行くよ！これが最後の戦いだ！」

「おう！・・・・・ってなんでもう最終決戦やってんだよおおおおおお」

「だって完全に出オチでストーリーを考えられないんだよー」

「そんなメタなこと言うんじゃねえええええ」

おっといかん。これが人類の存亡をかけた最後の戦いだ。

「よくわからんが、とりあえずこれに勝てば全部丸く収まる！行くぞリナ！」

俺は最強魔法を詠唱し、魔王に放つ。

しかしその魔法は魔王に一瞬でかき消されてしまった。

「なっ。この世界での最強魔法だぞ。それが一瞬で・・・」

「お前たちの魔法なぞ、魔力の塊であるこのワシには効かぬわ！」

くっどうすればいい。魔法が効かないとなると、もうリナに頼るしかない。

「リナ頼む！お前の攻撃で魔王を・・・この世界を救ってくれ！」

「えー無理だよーリナの必殺リナパンチが使えるのは、ツッコミ限定なんだよー」

こいつは最後の最後までえぇぇぇぇぇぇ

「おい！魔王お前ボケろ！」

「え？ワシ？」

「当たり前だろ！大体最強魔法弾くなんて勝負になんねえだろ少しは譲歩しろ！」

「でもワシ負けたくないんだけど・・・魔物の生活もあるしー」

「いいから早くボケろやああああ」

「はいいいいい」

よし。これでリナが四天王を一撃で葬ったリナパンチを使える。

「どうもー魔王です。」

「勇者です。」

「「二人合わせてまおゆうでーす。」」

「いやー最近寒いのう」

「そうだねー」

「じゃあ少し火に当たって温まるかのう」

ブワアアアア

「魔王くんメラゾーマはやりすぎだよー」

「フハハハハ。今のはメラゾーマではない・・・・メラミだ」

分けわからん上にクソつまらんボケだがまあいい。

リナ決めろ！これで人類の勝利だ！

「いやメラじゃないんかーいそこメラミなんかーい」

「「どうもありがとうございましたー」」

「いやーワシら結構いいコンビかもしれんのう」

「そうだねー今度王国で一緒に披露しようよー」

「それもアリじゃなあ」

ブチッ

「そこはリナパンチしろやあああああああああああ」

「ぐっはあああああああああ」

吹っ飛んだリナが魔王に直撃して爆散。

世界は守られた。

ありがとうリナ俺はお前を忘れない。

ただ今でも思うんだ。あんな最後でよかったのかって

「リナの世界でも最後はとりあえず爆発しとけばいいから大丈夫だよ！」

完