言語体系

 現在、世界全体では現代世語が共通語として用いられている。


(〜未世・亨世0年)各族固有の言語

(亨世0年〜亨世450年)古代西方語、古代東方語、ゾー族語、イクト族語、古代長耳人エルフ語、神民語

(亨世300年〜亨世1300年)近代世語(西系、東系)、長耳人エルフ語、ゾー族語、イクト族語

(享世1000年〜享世1600年前後(現在))現代世語(東系訛り(標準)・西系訛り)


・ ・ ・


 東系訛りが標準寄りとされているのはシンプルに大陸面積によるもの。

 獣の特徴が強く出た獣混人セリアンは声帯が人間とは異なるため、獣混人セリアンの発話しやすさに特化しているゾーイクト族語については現代でも話される。

 古代西方語と古代長耳人エルフ語は文法が殆ど共通だったが、年月が経つにつれ、近代世語は東方寄りの文法になってしまい、長耳人エルフ語との互換性がなくなった。


 近代長耳人エルフ語は、古代長耳人エルフ語と通ずる部分はあるものの、文法がかなり複雑化しており、第一言語とする人以外あまり扱いたくない言語になる。

 最たる例が、現実世界でいう「文語・口語的表現の違い」。品格ある書き言葉と、口頭のラフな話し言葉だと、意味が真逆の語があったり語順が全く異なったりする。


 古代東方語や現代世語では子音・母音をはきはきと話すことで明瞭な意思疎通を実現できているが、古代西方語は口をあまり開けず、舌先だけで音韻を表現する。

 その特徴は現代世語の訛りにもやや影響している。対する東方系の語は口を大きく動かし、母音をはっきり話すのが特徴。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る