第4幕
1.第四幕概要
1―1.出演者
(1)ナレーター(声のみ)
(2)インタビューワ(40歳、現代のテレビ局サラリーマン)
(3)老爺(70歳)
(4)警吏(50歳)
(5)妹(メロスの妹、16歳)
(6)妹婿(28歳、羊を飼う牧人)
(7)フィロストラトス(16歳、セリヌンティウスの弟子の石工)
(8)サクラ1~5(20~50歳、刑場で万歳と発声した人)
1-2.演出時間:15分
1-3.あらすじ:インタビューワがいろんな方にインタビューする。
1-4.舞台設定
・机に向かってインタビューワと老爺、メロスの妹、妹婿、フィロトラトス、そのほかの人が座っている(中央にインタビューワ。Vの字型に配置した机にその他の人)。
・インタビューワは、スーツにネクタイの格好(現代的な服装)。
・老爺は、白い布を右肩を露出し体に巻きつけた格好。長い衣装。(古代ギリシアの男性の格好をイメージ)
・警吏は、白い布を体に巻きつけた格好。剣を持つ。(古代ギリシアの警吏のイメージ)
・妹(メロスの妹)は、セーラー服(現代の高校生のセーラー服をイメージ)
・妹婿は、学生服(現在の高校生の学生服をイメージ)
・フィロストラトスは、白い布を右肩を露出し体に巻きつけた格好。短い衣装。(古代ギリシアの男性、石工をイメージ)
・サクラ1~5(白い布を右肩を露出し体に巻きつけた格好)
イメージ。他の人よりも良い服装)
・大きなスクリーンには、「走れメロス」のタイトルが大きく映し出される。
2.シナリオ
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メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
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インタビューワ「今日はいろんな方に来ていただいています。みなさん、よろしくお願いします」
一同「よろしくお願いいたします」
インタビューワ「自己紹介をお願いしていいですか?」
老爺「シラクスでメロスに会った、老爺です。」
警吏「メロスをひっ捕らえた警吏です。」
妹「メロスの妹です。兄がご迷惑をおかけして、申し訳ございません。」
妹婿「その旦那です。」
フィロストラトス「セリヌンティウスの弟子だったフォロストラトスです。」
サクラ1「万歳と叫んだ、サクラ1です。」
サクラ2「同じく、サクラ2です。」
サクラ3「同じく、サクラ3です。」
サクラ4「同じく、サクラ4です。」
サクラ5「同じく、サクラ5です。」
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しばらく歩いて老爺に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。
「王様は、人を殺します。」
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インタビューワ「老爺となっておりますが、あなたが「王様は人を殺す」とメロスに教えました。物語の最初の場面ですね」
老爺「ロシナンティウスと申すが、老爺でよい。王の息子や妹や妻が亡くなられたと聞いた。きっと、暴君ディオニスが殺したんじゃろう。何とひどい王だ。そんな王を許してはならぬ。わしは政治がわかる。わしは邪悪に対しては、人一倍に敏感なんじゃ。嘘も大嫌いじゃ。だから、わしは、村人に、会う人、会う人に、『王は自分の息子を殺したひどい奴だ、暴君だ』と演説してまわった。国王を失脚させるためじゃ」
インタビューワ「先日、王様にインタビューしました。王様の話では、自分は誰一人殺してないし、誰一人殺せという命令も出してないし、妻は元気だと言ってました」
老爺(あたりをはばかる低声で)「そ、そうなのか? それは、まことか? いや、王の虚言を信じてはならぬ。誰一人殺してないと? わしは、王が次々と殺したものだと思って…。えっと、わしは、王が息子を殺した、と言っている人もいると、村人に伝えたのだったかな。細かいニュアンスは忘れたが、わしが『王は自分の息子を殺した』と言ったのではなく、そう言ってた人がいたと、言ったのじゃ。わしは、偽証罪とか、王様の名誉棄損罪とかで捕まったりはせんかのう? わしの顔写真も声も出さんでください。今しがた言ったことは、レコーダに残ったりしとらんかな? ちとまずいぞ、それは」
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メロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城にはいって行った。たちまち彼は、巡邏の警吏に捕縛された。
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インタビューワ「警吏さん、お城に来た時のメロスはどんな様子でしたか」
警吏「私は、門番をしていました。メロスは、頭よりも高い、荷物いっぱいのリュックを背負ってました。メロスは私に近づいてきて、『今晩はなぜ、馴染みの店が開いてないのだ。ビールが飲めない。すぐに開けさせろ』、と怒鳴ってました。私は、相手にしまいと、しばらく無視していましたが、メロスは短剣をだして、『馴染みの店、ビール…』と喚いていましたから、やむを得ず、取り押さえて、縛り上げて、2-3日、牢屋で頭を冷やせばよいかと、王様に召し出しました。そのあと、何が孤独だ、どちらが孤独だと、王様とメロスの口げんかが始まりました」
・警吏は、短剣を片手にメロスを実演する。
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メロスの十六の妹も、きょうは兄の代りに羊群の番をしていた。よろめいて歩いて来る兄の、疲労困憊の姿を見つけて驚いた。そうして、うるさく兄に質問を浴びせた。
「なんでも無い。」メロスは無理に笑おうと努めた。「市に用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。」
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インタビューワ「メロスさんの妹さんにも来ていただいてます。まずは、ご結婚おめでとうございます。」
妹「ありがとうございます。」
インタビューワ「シラクスから、よろめいて歩いて帰ってきたお兄さんの姿を見たときは、どんな気持ちでしたか?」
妹「兄は寝てないみたいで、フラフラでした。うるさく兄に質問しても、秘密にして、話してくれません。兄は短剣を私に突き付けて、『明日、おまえの結婚式をあげる』と言われて、絶句しました。普段から突飛な行動が絶えない兄でした。」
・妹は、短剣を片手にメロスを実演する。
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「うれしいか。綺麗な衣裳も買って来た。さあ、これから行って、村の人たちに知らせて来い。結婚式は、あすだと。」
メロスは、また、よろよろと歩き出し、家へ帰って神々の祭壇を飾り、祝宴の席を調え、間もなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。
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インタビューワ「花嫁衣裳も買って、村人たちに、明日結婚式をすると知らせて来いと言われる場面ですね」
妹「結婚式の衣装と言われて出されたのが、セーラー服と学生服です。白いウェデングドレスを着たかったのに。兄は『ドン・キホーテに行ったけどウェディングドレスはなかった、これしかなかった。馴染みの店は開いてなかったし』、などと言ってました。まったく、いつもながら計画性のない兄です。それから、『村の人たちに知らせて来い』と人に命令して、自分はすぐに寝ちゃいました。でも、暴君メロスの命令に背いたら何されるかわからないから、渋々従いました。結婚式の一件以来、兄とは口をきいていません。絶交状態です」
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眼が覚めたのは夜だった。メロスは起きてすぐ、花婿の家を訪れた。そうして、少し事情があるから、結婚式を明日にしてくれ、と頼んだ。婿の牧人は驚き、それはいけない、こちらには未だ何の仕度も出来ていない、葡萄の季節まで待ってくれ、と答えた。メロスは、待つことは出来ぬ、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。婿の牧人も頑強であった。なかなか承諾してくれない。夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか婿をなだめ、すかして、説き伏せた。結婚式は、真昼に行われた。
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インタビューワ「ご結婚された妹婿の方です。「明日、結婚式をあげてくれ」とメロスさんに言われた時の気持ちはいかがでしたか」
妹婿「もう、無茶苦茶です。夜の遅い時間に家に来て、メロスの第一声が『少し事情があるから、結婚式を明日にしてくれ』でした。私は、明日なんて、絶対できない、葡萄の季節まで待ってくれ、と言いましたが、メロスは『待つことは出きぬ』と頑強でした。夜も明ける時間で、私はふらふら倒れそうなのに、なぜかメロスはやたら元気でした。私が「もう寝るから帰ってくれ」と言うと、暴君メロスは短剣を私に突き付け、あたりをはばかる低声で『どうか明日にしてくれ給え』と脅すので、私は「わかりました」と承諾しました。明け方の5時頃だったと思いますから、結婚式は明日というより、もう今日です。数時間後。ああ、何の準備もできていない。結婚式は12時にはじまりました。私は、眠かった。一睡もしていません。衣装は、暴君メロスに『用意してある』と言われた学生服です。なんでも、ドン・キホーテにはタキシードがなかったとか。祝宴は夜まで続きました。急なこととはいえ、それなりにもりあがりました。暴君メロスは『私が主役です』と書かれたタスキをつけて司会をやって、ビンゴ大会もやりました。ビンゴの一等賞の景品は羊でした。」
・妹婿は、短剣を片手にメロスを実演する。
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「おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ。おまえも、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。おまえの兄は、たぶん偉い男なのだから、おまえもその誇りを持っていろ。」
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インタビューワ「メロスさんから、妹さんへのはなむけのことばですね」
妹「『どんな秘密も作ってはならぬ』とは、聞いて呆れます。兄は、なぜ、こんな急いで結婚式をあげないといけないか、一切話さず、秘密にしてました。兄は、自分で自分のことを「偉い」と讃えてていますが、私はこれまで自分の事を「偉い」という偉い人には一人も会ったことがありません。むしろ、こういう自画自賛する人は大抵大ばか者で、兄も例に漏れず、自己中心的で、自己顕示欲の強い、ただのバカです。村人が「あのバカ」というときは兄のことを言ってるって、兄だけ気づいてないんです。恥を知れ、メロスです」
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「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、妹と羊だけだ。他には、何も無い。全部あげよう。もう一つ、メロスの弟になったことを誇ってくれ。」
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インタビューワ「一方で、花婿に対して、メロスさんはこのように言葉をおくられました」
妹婿「私があのバカに、『急な結婚式で、何にも仕度ができなかった』と言ったら、『仕度の無いのはお互いさまさ』って言われました。お互い様じゃなくて、全部、あのバカのせいだ。宝は妹と羊だけ? あのバカは、お金ができると、すぐに馴染みの店にビールを飲みに行きたがるから、お金が貯まらないのです。その大事な羊をビンゴの賞品にすることなんてないのに。私があのバカから聞きたかったことばは、こんな事じゃないんだ。訪ねて来てから、立ち去るまでに、せめて一言、「急にこんなことになって済まなかった」と、謝罪の言葉を言ってほしかった」
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「フィロストラトスでございます。貴方のお友達セリヌンティウス様の弟子でございます。」その若い石工も、メロスの後について走りながら叫んだ。「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。もう、あの方をお助けになることは出来ません。
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インタビューワ「フィロストラトスさんは、メロスさんの身代わりになったセリヌンティウスさんの弟子で、石工をされているんですね。この場面は、メロスさんに一刻も早く城に戻って欲しいとお願いしているのではく、諦めるように説得してるように聞こえますがなぜですか?」
フィロストラトス「あ、いや、やはり、そのように聞こえますか?」
インタビューワ「別の方に取材したところ、フィロストラトスさんは、師匠のセリヌンティウスさんのところで働いていたけど、弟子を破門になったと聞きましたが、本当ですか?」
フィロストラトス「師匠のセリヌンティウスに『お前の悪事は全部ばれている。破門だ』、と言われました。私は石工で、建築用に石を切り出したり、化粧を施したり、工芸品を作る仕事をしています。石は少し油断すると、欠けたり割れたり、扱いが難しいんです。師匠は、パワハラがすごくて、私がしくじる度に、自分だってたくさんミスっているのに、私を怒鳴るんです。いつか、復讐してやろうと、常日頃から思っていました。あの夜、師匠の家で仕事をしていると、王の使いという者が手紙を持って来て、師匠は手紙を読むと『すぐに城に行かねばならない』、と言って出かけました。急に城に呼ばれるとは、何ごとかと思いました。私には、気になることがありました。前に、城に、師匠の作ったライオンの彫刻を納品して設置したときに、しっぽが折れてしまったんです。そのとき、私は、ダンマリを決めました。しっぽが折れたなどと、師匠に言えません。芸術作品の場合は、本物そっくりにつくるよりも、少しデフォルメしたも方が受けるから、そのライオンも、しっぽのないライオンを最初から作った思えば、そう思えないこともないと思いました。城への設置作業は、私ひとりでやったから、しっぽが折れたことは誰も知りません。お城の中なので、師匠がここにきて、これを目にする機会もないから、絶対にバレないと思ったんです。素人が見れば、最初からしっぽがないライオンを彫像したと思う事でしょう。あの夜、師匠が『今すぐ城に来い』と呼びだされたのは、それがばれたという以外に考えられません。案の定、その通りでした。師匠が磔にされると聞きました。でも、これは師匠も知らぬことなのです。『私は知らない。ライオンを見せてください』、『これが、しっぽのないライオンだ』、『納品した時はしっぽはあった。さてはフィロストラトスのやつがまたやりおったか。私の代わりにフィロストラトスを死刑にしてください』、『弟子のせいにする気か。弟子の責任は師匠の責任』、などというやりとりが王と師匠の間にあったかもしれません。私は、メロスさんが時間に遅れ、師匠が殺されることを望みました。そして、メロスさんに諦めてもらうために、もう間に合いませんと説得しました」
・フィロストラトスは、袋からライオンのしっぽの彫像を出す。
インタビューワ「そんなことがあったんですか? 今まで取材やインタビューをした人は、誰もそんなこと言っていませんでしたが。それ、まだ、誰も知らないんじゃないですか?」
フィロストラトス「え、セリヌンティウスが磔になったのは、これが原因じゃない? ホントに? この、インタビューはみんなに知られるんですか? まずいな、それ。今言ったこと、聞かなかったことにしていただけませんか? 無理? もう、どうせ破門になってるから、ま、いっか」
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「おまえらの望みは叶ったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」
どっと群衆の間に、歓声が起った。
「万歳、王様万歳。」
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インタビューワ「この万歳は、サクラを用意して、何度も練習したと聞きましたけど」
サクラ1「もう、全部聞いているんですよね? 私がばらしたんじゃないですよね? そうです、当日は、朝から第二会議室に5人が集められて、何度も練習しました。王様が『お前らの仲間の一人にしてほしい』というタイミングに合わせて、万歳と言うんです」
サクラ2「最初はなかなかタイミングがあわなくて、2秒に1回、万歳と言う。10秒で5回万歳と言う。最終的に、そう決めました」
サクラ3「当日は、聴衆がどれだけ参加してくれるか、心配でした」
サクラ4「集まった国民が万歳と言ってくれなかったら、周りの人の手をとって、一緒に万歳と手をかかげることにしました」
サクラ5「当日は、次から次へと手をとって、万歳と上にあげました。次第に、やる人が増えてきて、王様も万歳と手をあげました。やってみましょうか? こんな感じです。」
・2秒に1回のペースで言う。
サクラ1「万歳」
サクラ1、2「万歳」
サクラ1、2、3「万歳」
サクラ1、2、3、4「万歳」
サクラ1、2、3、4、5「万歳」
・サクラが両方にいる人の手を取って高々と上げながら。
サクラ1、2、3、4、5、妹、妹婿、…「万歳」
・さらにみんなが両方にいる人の手を取って高々と上げながら。
サクラ1、2、3、4、5、他全員「万歳」
サクラ1、2、3、4、5、他全員「万歳」
サクラ1、2、3、4、5、他全員「万歳」
サクラ1、2、3、4、5、他全員「万歳」
・サクラ1、2は、観衆に対して、一緒に「万歳」とするようにあおる。
・サクラ1、2は、観衆が一緒に「万歳」とするまであおる。
サクラ1、2、3、4、5、他全員、観衆も含め、「万歳」
・会場全員で「万歳」が続く。
・会場全員で「万歳」が続きながら、幕が下りる。
(終演)
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