第4話 6月 主人公は中学生11〜12歳「フットボールアカデミー4」
2022101418:18
「フットボールアカデミー4」孤独な司令塔M Fベンの苦悩
トム・パーマー 作
岩崎書店 2014年1月31日第一刷発行
この本は主人公のベンが読み書きができないことに悩んでいるので、フォニックスの導入にピッタリでした。
日本では「50音」、英語圏の子どもたちは「フォニックス」を学びます。英語の「スペリング(つづり)」と「発音」の間にある法則を学び、かんたんに発音することができるようになります。
アルファベットではAがエー、Bはビー。
フォニックスではAはア、Bはブ、Cはク、Dはドゥと発音します。
b+a+gはアルファベットでピー、エー、ジー。
フォニックスの発音だとブ、ア、グ。
足して読むとバッグ。
基礎的なフォニックスは、前回のお話会でやっていました。今回はサッカー小説本に出てきた単語(サッカー選手の名前、地名など)をB4の紙に黒マジックで書き、黒板に貼り本を読みながら発音しました。
始まる前に、黒板のチョークなどを置く所に読む本を立てかけ、黒板に磁石でB4の紙を貼っていると、女子一人が近づいてきて読み始め、男子も寄ってきて読み出し「(サッカーの)チーム名だ〜。知ってる〜」と話し出しました。
わたしが「フットボールアカデミー」を読み聞かせたクラスは中学年(3・4年生)です。
キャラクターもの・シリーズものは愛着が湧いていると盛り上がるようです。
この本は人物紹介のキャラクター絵や挿絵があった。コピーして教卓の前面に貼りました。ついでにサッカー場の図も付箋つけて貼った。
本の最初は、一週間前にポーランド遠征から戻ってきて、最初の公式戦。12歳以下プレミアリーグに向けての試合から。
ベンの母さんはサッカーを「理解」している。お母さんは街のカフェで働いている。ベンはよく弟と妹、赤ん坊トムの子守りをする。
監督はベンを
「これから、弟たちの子守りかい?今日はお父さんたちはいないのかね?」
などと気にかけている。
ベンの親友のライアンはベンが読み描きができないのを知っていて色々とフォローしてくれていた。ベンはお父さんには、もう何年も会っていない。ベンは弟たちも字の読み書きが出来なくなるのを心配していた。でもベンはクラブの監督が中学校に来た時にかなり嫌がっている。
結局、ユナイテッドのクラブハウスで監督からフォニックスを習い始めたベン。監督室で紅茶を飲みながら。監督もあの手この手でベンのやる気を引き出そうと努力します。トップチームの練習ピッチに連れて行ってそこで教えたり。そして監督はベンの学校の学年主任と相談した内容を言います。ここまでが前半のお話。
フットボールアカデミー1〜6。以下、シリーズの説明。広告上であった、または前半のネタバレしかしてないはず、です。
1 ユナイテッド入団!M Fジェイクの挑戦
2 ストライカーはおれだ!F Wユニスの希望
ユニスはアジア系。父は学業に専念しろと言う。実は父は16歳までは熱心なユナイテッドのファンだった。その時代は白人以外がサポーターになって応援席にいることは身の危険さえあった……。
3 P Kはまかせろ!G Kトマーシュの勇気
一年前にポーランドから移民してきた。イジメられることもある。ポーランド遠征があり……。
4 孤独な司令塔M Fベンの苦悩
5 最後のゴールD Fジェームズの選択
父親がサッカーの有名選手。以前のユニスが(羨ましくなんかない)と思いながら見ていた。ジェームズ本人が本当になりたいものとは?
6 最高のキャプテンD Fライアンの決意
人格に問題のあったキャプテンが……。
「本の紹介をする本」をたまに読むのですが、他の人が書いた本の説明は書いた後によく推敲して時間を置いてまた確認しないといけませんね。
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