応援コメント

第41話「沸き起こる使命」」への応援コメント

  • ごきげんよう、エーテライザーが使う力とはまた別の力がセレマ、ですか。
    セレマを使うことができるのはストレイだけ、と言うことなんですね。
    シンくん、一気に変わりましたね。成長、とはまた違う気がします、これまで無意識のうちに自分の中に閉じ込めていて、持っていることすら気付かなかった力に目覚めたというか、殻を打ち破ったというか。
    城壁での変異種との対決、パレスガードとして、それだけじゃなくて今日まで力になってくれていた人々との絆や、そんな大切な人々を守りたいという思いがその殻を打ち破る根源だったのかしら、とも思えます。
    そして、自分が何のためにこの世界に来たのか、この世界で何をなすべきなのか。
    自分の存在意義、自分の立ち位置、それを自覚できたことが一番大きな切っ掛けなんでしょうね。何故自分が、という疑問と戸惑いを晴らしてくれたのが、大切な人々を傷つけようとしている真の敵というのも皮肉なことですが、物語=ストレイという構図ならば、それこそが必要なストーリーなのでしょうね。
    テラさんが、やっぱり謎の存在だなぁ。
    でも口ぶりからすると、テラさんってストーリーテラーみたいな気もするんですけれど、さすがに穿ちすぎかしら?

    作者からの返信

    こんにちは、しのぶさん。

    この世界で扱われる力については、なかなかわかりやすく伝えることができず、私自身の力量不足を感じるところです。
    セレマは「ストレイの想像したことを現実にする力」、というのが一番簡潔な説明となります。
    しかしその発現には、①頭の中の鮮明な映像 ②必ず実現できる、実現させるという揺るぎない意志 ③大量の糖 以上の①~③が必要となる、ということだったんです。

    アヴァサスとの対峙がシンに与えられていたはずの使命を呼び起こしたのは確かです。ですがそれはあくまできっかけであり、ここまでたどり着いたのはシン自身の意志です。
    シンの変化、成長を描くのはこれまで一番苦心してきたことでしたが、読者であるしのぶさんの反応から、どうにか伝えきることができたのではないかと思えました。本当にありがとうございました。

    そして、もう当てられてしまったのではっきり言ってしまいます笑。テラの名前の由来は、まさに「ストーリーテラー」の「テラー」からとっています。そこまで読み込んでもらえているとは、感無量です……!

    本来は「物語の語り手」という意味ですが、この作品においては、「ストレイを導く者」という意味を持たせました。
    その意味するところを読者の方に伝えきれたとき、エルダストリーという世界の真実が明るみになるんじゃないかと勝手にわくわくしています。

    どうぞこれからも本作をよろしくお願いいたします。

    編集済