幼馴染が読者モデルになりそうなのですが!?√月詠
私たちは自己紹介を終え、ホームルームが済み私たちは教室を後にする。
「今日のかなちゃん良かったよ!頑張って挨拶が出来て私は一安心だよ!!むふぅ〜」
「でもあなたの自己紹介は、少し痛かったけどね」
「何を!?なきりんもすごく素っ気なかったくせに!!」
「あはは、2人とも元気だね」
私となきりんのふざけた会話に、かなちゃんはいつもより少し嬉しそうに笑っていて私は何だかホッとしました。
周りにいた生徒たちが、私たちを見るいたので私はかなちゃんにある事を言う。
「この調子なら、かなちゃん明日にはファンクラブとか出来てそうだね!」
「うぅ...そんなこと...ないよぉ...」
かなちゃんはそれを聞いて少し気恥ずかしそうに頬を赤らめている、それを私は───
(きゃぁー!!かなちゃん照れてるの可愛い!抱きしめてもいいですか!?いいですよね!)
───とそんなことを考えていると、なきりんがかなちゃんに話しかける
「でも楓奏さん、今日は一段と注目されているから、明日は心構えしておいた方がいいと思うわ、そんなに卑屈になってたらあとが持たないと思うから」
「そ、そうだね薙切さん!!僕も出来るだけそうなった時のことを考えておくね!」
そうなきりんが、いつにも増して少し心配そうに呟いていたので、これは真剣なんだろうと思って茶化すのは辞めておいた、それを聞いたかなちゃんも明るく返事をして少し意気込むように拳を軽く握る、そうして私たちは残り少しの時間だけ寄り道をして帰ることになったのだった。
◆◇◆◇◆
「つくちゃん、行きたい場所とかあるの?」
「うん!ちょっとこの前に、かなちゃんに似合いそうな、ブレスレットがあったんだよね!それと使ってたリップもそろそろ無くなりそうだったし、あとは制服でかなちゃんとデートがしたかったからかな!!」
そんなことを言ってかなちゃんを照らされるようにわざとらしく言うと本当に照れてしまったのか、みるみる、顔が真っ赤になるかなちゃん
「っ!!╱╱╱╱」
「月詠ってたまに暴走するから手が付けられないわ....はぁ〜」
「何だと!私はただかなちゃんにこの想いをぶつけたいだけだってのに、その言い草はないんじゃないの!?」
そういって私はなきりんに反抗する態度で、怒りを露にする、少しだけかなちゃんの方を見ると、少し思いがけない様な様子のかなちゃんを見た。
それは、まるで私を意識しているようなそんな顔をしていて、少しだけ勘違いなのではないかと思えるほど表情が分かりやすかった、でもそれを隠すようにかなちゃんは私たちに気づいたのか、少し苦笑いをして笑顔を見せる
それからは、落ち着きを取り戻したかなちゃんと、ショッピングをし始める
「つくちゃん見つかった?」
「あ、あったよ!!かなちゃん来てきて!!」
そう私はかなちゃんとなきりんを呼ぶように『こっちこっち!』といいながら呼びかける
「これどうよ!!かなちゃんに似合うと思わない!!」
「どれ....へぇ〜あんたにしてはまともなの選んでるじゃない、楓奏さんに似合いそうだわ」
「あんた一言余計なのよ!!それでどう!かなちゃん!!」
そうかなちゃんに言うと
「うわぁ〜すごく可愛い...でもこれ僕に似合うかな?ちょっと高いし、それに何だか付けてみて似合わなかった、なんだが申し訳無いというか....」
そう言って少し卑屈になるかなちゃん、私はそんなかなちゃんを励ますように、自信を持って言葉を伝える。
「全然だよ!それにこれを着けたかなちゃん想像したらはな...ゲフン!ゲフン!!可愛いさ倍増と言うか凄く似合うと思うから、試しに付けるてみなよ!そしたら間違いないと思うから、ね?」
「私も付けてる楓奏さん見てみたいわ」
そういう私と少しフォローしてくれるなきりんも揃って似合うと行ってあげる、そう言うとかなちゃんは少し照れくさそうではあったけど、笑顔を見せるように告げる
「うん分かったよ!つけてみるね」
そういってかなちゃんが私につけて欲しそうに腕を前に出してくれる、その行動に私は、気持ちを抑えながらも、かなちゃんにブレスレットを付ける
「ほら!可愛いよ!!かなちゃん!!」
「うん、楓奏によく似合ってる」
「そ、そうかな...えへへ...╱╱╱」
そういって笑うかなちゃんを見る、そんなかなちゃんを私は独り占めしたい欲望を抑え込むようにして笑顔の仮面を被る、私はそれを高校入学の門出に、かなちゃんにプレゼントをする、今はなきりんと一緒に選んだから私だけでは無いけど、いつかまた必ず、思い出として私自ら選んで渡そうと、そう思いながら今回の私の買い物を終える
◆◇◆◇◆
あれから色々と店を回りながら必要な物だったり小物等や小説なんかを見たり買ったりして、私たちは外に出た。
外に出ると夕暮れ時でいい時間帯になっていたそれから私たちは帰るために駅へと向かう途中で、スーツを着たお姉さんが私たちに近づいてきて話しかけられる
「こんばんは、そこの3人のお嬢さんたち少しだけ私の話を聞いて貰えないかしら?」
そういう営業マンのように、話しかけてきたお姉さんに、かなちゃんは少し私の方を見てるので私が対応した方がいいかもしれないと思いお姉さんに告げる
「はい、何でしょうか?」
「そうね、まずは私の自己紹介をしようかしら、私はこういうものでして」
そう言われて、スーツ姿のお姉さんが名刺を渡してくる、それを私は受け取り名刺を見る、そこに書かれてあったのは───
「あの読モで有名な会社のreri-huじゃないですか!?」
そういう私は、それを見てかなちゃんたちも驚いてしまうのだった、なぜなら読モの中でも一二を争う会社だったからである。
◆◇◆◇◆
私は少し状況を考えて行動することにして、読者モデル企業の会社『reri-hu』の担当者をしている、駿希純子さんと話をする為に、近くの喫茶店へと足を運ん出もらうことにした。
「それで、私たちと話したいことって?」
「はい、この時期は私や他の人達がモデルの子を探していましてそこで、この近くの高校の生徒たちがいないか私どもは、探していたんですよ。」
そういう駿希さんは、目をきらきらさせながら私たちの方を向いてきて
「それで目に映った貴方たちがいたので声をかけてみた次第です!!皆さんは興味とかありませんか!!」
そう言われて私たちは
「私は別に興味ないですね、色々とめんどそうですし」
「私も見られるの嫌」
「ぼ、ぼくは....」
そう言って私たちは言うがかなちゃんは少し言い淀んだ声を出す、それを見て私はかなちゃんの手に私の手をそっと置く、それから少し落ち着いたのかかなちゃんは、言い淀んだ言葉を伝えるように言う
「僕なんかが、それに当てはまるとも思えません、気は弱いし、今は整っているかもしれないけど、自信も持ててませんし、でも興味が無い訳では無いけど僕自身がこんなの何で僕もお断────」
「そんなことありませんよ!」
そう叫ぶような言い方で、駿希さんがかなちゃんの手を握りながら言います
「貴方には、自分自身を客観視出来ることと、周りのことを考えれる視野があるじゃないですか、それにもっと自信を持っていいんですよ?こんなにも可愛いくて素直な───って!!ご、ごめんなさい!!つい暑く語っちゃって、手を握ってしまいましたね、あはは....」
そう告げるかなちゃんはまだ少し自信を持てなく見えるけど前の頃よりも明らかに気持ちの持ちようが進歩してて私は嬉しくなりそうだったでも
(なんであんなスカウトマンごときにそんな気持ちにされられているのか、ちょっと腹立つわね💢)
そう思いながらも邪魔にならないように私は黙って見守る、あなたの正妻はいつでもかなちゃんの味方だからね〖いやまだ正妻でなない〗
そう居ていると
「それでですね、まだ望みがあるのなら、柊木さん私の、名刺を渡しておきますので、家に帰って親御さんとこの事を考えてもらえませんか?
もちろん無理なら無理で大丈夫なので、少しでも迷っていただけるのであれば、私共も協力は惜しみませんので、どうか!この通り!!」
そういって机に頭を乗せて土下座するように頼み込んできた、駿希さん私もかなちゃんもなきりんも少し驚いていたが、すぐさまかなちゃんは
「───わかりました、母さん達と相談して見ます」
「ありがとうございます!!良い返事が聞けることを祈っておきます!!」
そういって私たちは、駿希さんを牽制しながら別れる、かなちゃんはそれを見て少し心配そうだったけど、あんなに距離感が近いと、私はどうしても焦ってしまうよ、トホホ.....
それからは、何事もなく家へと帰る私、別れたその後、かなちゃんのお母さんに連絡する、
「もしもし、月詠です」
『つくちゃん、珍しいわね私に連絡するなんて、いつもメッセージで送ってくるのに』
「そうなんですけどね、あ、いまかなちゃんは帰ってませんよね?」
『ええ、まだ帰ってないわ、.....なにかあったのね?』
そう言う美琴さんは何かを察したのか、少し真剣な声色でそういう、いつにもなくかなちゃんの事となると真剣なのはもう素晴らしいです!!かなちゃん共々抱いてください!!
そうな不埒なことを考えながらも、私は今日の出来事を話す
「私たちがかなちゃんを元気づける為にちょっと楽しい思い出を作ろうと思って遊んでたんですけど、私たちが帰ろうとした時にreri-huの人からスカウトされたんです。
それで話をする為に、さっきまで喫茶店で話をしていたんですけど、かなちゃん少し興味を持ったみたいで、もしかしたら受けたいと言うかもしれないです。」
『そうなの!あの子も大分気持ちを取り戻したのなら嬉しいわ!!』
「それで、もしかなちゃんが受けたといったら、止めて貰えませんか?」
私はかなちゃんの人生を何よりも大事だと思っている、でもこの感情は私個人がかなちゃんにら私と離れて欲しくないそんな我儘な気持ちを出してそう告げてしまう
美琴さんからすると、他人が口出しして欲しくは無いと思われても仕方ないいいようだ、それでも私は削られる時間はなんか嫌なのだ
そう私は告げて美琴さんからの返事を待つと
『それは、つくちゃんのこと話すには話すけど、1番の楓奏の気持ちを私は優先するから、このことをいって辞めるならいいでも、やりたいと思う気持ちを無理やり閉じてしまうのは、家族として親として何よりあの子の現状を変えなかった私たちの責任だから、絶対とは言えないけど....』
「.......」
そう言ってくれる美琴さんは何処か懐かしむようにいう、まぁ私も許容できるかと言われれば全くもって美琴さんと同じだから何も言えないでも
「それで大丈夫です、強制するつもりは無かったですけど、ちょっと、まぁなんて言いますか.....」
『つくちゃん分かるわ....独占欲でしょ?』
「っ!??!!?」
そう言われて私は言われてから、なんとなく変わってはいたけど言われて私は自覚したように赤くなる、いつもは平然と出来るけど、的確に言われるとやっぱり恥ずかしい
それから私は家に着いてゴロゴロと過ごしながらカナちゃんのことを考えていると、かなちゃんから電話がくる、それに飛び跳ねながら私は勢いよく
「もしもし!かなちゃん!」
『つくちゃん、あの後のことなんだけどね...僕引き受けることにしたんだ』
「────え?」
そう私はそれを聞いて、なにか言葉を失うような声が漏れる、やっぱりダメだったんだねと思いつつ少し落ち込みはしたけど、それを聞いたかなちゃんが
『だけど、母さんがその会社とかの知り合いに声がけしてくれるから、そんな拘束されるような事はないと思うから、今まで通りつくちゃんと一緒にいる時間は守れると思うよだからね───』
そういってくれるかなちゃんに私は早口になる言葉を告げる
『────うん、わかったよかなちゃん、かなちゃんがそうしたいなら、私は応援するよ!!それに、そうな事をはっきり伝えてくれるようになったことが私、すごく嬉しいよ!!』
私は勢いよく少し強引に明るくかなちゃんにそう伝える、実際は少しだけモヤモヤしているけど、でもかなちゃんが決めたことを無理やり取り上げるのは何だか、前のあの環境を思い出させてしまいそうで、私は堪える
かなちゃんはどんな気持ちでいるのか私にはまだ分からないそれでもかなちゃんがこれから、楽しい学校生活を送れるように私やなきりん他のクラスメイトたちと共に歩めたらと思う。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
この小説をお読み下さり有難う御座います!
面白そうだったり楽しんでもらえたならいいね👍この作品をオススメできると思ったら✨3点の程よろしくお願いしますm(_ _)m
✡あとがき✡
ご愛読の皆様、長らくお待たせしてしまい申し訳ない(_ _)
5月の中旬と言っていましたが、だいぶ遅れてしまいました.....
(に、2ヶ月近くも....ひ、ひぃぃ!ごめんなさい)
色々とご迷惑をかけていますが、どうかこれからもよろしくお願いいたします(>人<;)
追伸
今後どんな展開が良いか等あったらコメントに記入して貰えたら取り入れるかもしれません
(あわよくばネタを私に下さい!!)
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