第2話 卒業式前日
遂に、卒業式前日となった。
今日の最後の授業はレクレーションだった。
僕はレクレーションは楽しかった。
そして家に帰ると、卒業式の準備をした。
荷物類の準備が終わると、僕は姉の部屋に行った。
そして、姉に制服を貸してもらうように話した。
「美由紀、制服を貸してほしい」
「うん、そうだね」
そうして姉は、制服掛けに大切につるしていた制服をハンガーごと僕に渡した。
僕は「ありがとう」と言った。
そうして僕は、一回自分の部屋に姉の制服をおいてから、もう一度姉の部屋に行った。
「美由紀、話したい」
「うん」
僕は姉の部屋に入った。
そして、姉は二人掛けのソファーに座っていたので、僕はもう一人分の部分に勝手に座った。
そして、卒業について一時間ほど話した。
「私、もう高校卒業してるんだ」
「卒業式いつだったの?」
「2月の終わりだよ」
「早いね~」
「だから、渉に制服貸せるんだ」
「そうだったんだね~」
3畳ほどの姉の部屋で僕たちはしばらく話していた。
そんな感じのことを話していると、あっという間に夜になっていたので、僕はすぐに寝る準備をして、なるべく早く就寝した。
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