東西恋歌(とうざいこいうた)
まめ 東西恋歌
第1話 プロローグ
天上界、それは神々が集う世界
沢山の神がその場で過ごし、必要とあれば人間に加護を与えると言われている
その一つとして四神と呼ばれる神
繁栄と長寿をもたらす北の玄武
悪を祓い平安をもたらす南の朱雀
金運を運ぶと言われる東の青龍
幸せを呼び込む西の白虎
である。
そんな神々が過ごす広大な世界の中にとある場所が存在する
四つの区に分かれていてそれぞれ住む神々よって土地も違う
大人の神もいれば子供の神も存在するが人間とは違い死することはない
しかし、この世界には人間に加護を与え続けると、力と呼ばれる人間に影響するものが弱まってゆくのだ、神としては人間に加護を与えることを役割としているので問題となってしまう、そこで新たな後継者として子供の神が誕生し成長してそれを繰り返す
これがこの世界での神々の役目と成長なのだ
人間でいうなら何百年と言う期間加護を与えられる
そんな中、新たに後継者候補として選ばれた神が二名、北区にある四つの区最高神のもとに呼ばれ小さな足で宮殿に向かうのであった。
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