中華街


 はい、王道ですが、中華街!


 横浜市中区。JR石川町駅、あるいはみなとみらい線元町・中華街駅下車。




 こちら日本どころか世界でも大きめな華僑の町のようですね。

 探すと路地にまで店があったりして、迷宮ぽくて歩くのが楽しいです。


 中華街は、周辺の町とは向きが違います。45度斜めな町です。ここだけは東西南北に道が走っています。

 江戸時代、ここは周囲に先駆けて新田開発がなされたらしく、その時の畦道の名残だとか。


 方向感覚が狂うのも、また楽しい。




 今はもう、春節燈火が始まっています。ランタンが通りに吊るされました。

 春節って、二月の頭ですけどね。

 ま、綺麗だからいいか。


 灯りが点ると、またいい雰囲気なんだこれが。夜の中華街は昼よりすいていてオススメですし。

 私的中華街ベストシーズンは、この時期かなあ。




 華僑の町なので、そこいらじゅうから中国語が聞こえてきます。日本語で対応してくれる店員さんも、厨房に向かっては中国語で叫びます。

 ひとくくりに中国語、とも言えないような気もしますが。

 ああでも、日本語もガチ方言だと通じないレベルってありますから、ひとくくりでいいのかな。




 がっつりと中華な雰囲気を感じるのは、関帝廟かんていびょう媽祖廟まそびょうでしょう。

 三国志の関羽さんを神様にして祀る所。

 そして海の神様媽祖を祀る所。


 以前台湾に行った時、似たようなお寺を見ました。ドドンと異国情緒があります。


 お正月に関帝廟に行ったら、銅鑼を鳴らすことができました。日本のお寺の鐘突きみたいなものでしょうか。

 めちゃ響きます。楽しかった。



 そのお隣に、中華学院という学校があります。しばらく建て替え工事をしていたのですが、それが終わったら何故か、外壁にアニメ絵を掲示するようになりました。


 アニメ絵? 学校だぞ?


 諸子百苑、の文字と、論語など? の一節が書いてあるので何か意味があるのでしょうが……謎です。




 私、何故か定期的に羊が食べたくなります。前前前世あたりが遊牧民だったのかも。


 そんな時に行くお店が、「東北人家」。

 東北地方、満州辺りの料理をいただけます。


 本館は石川町駅北口から来た善隣門の通りにありますが、羊を食べるなら新館です。中華街大通りの一本隣の道。関帝廟とは逆側です。

 どちらも好きな店ですが、メニューが違うんですよ。


 なんといっても羊背ガラ醤油煮込み。ビニール手袋をくれるので、手づかみでいきます。

 あとは串焼きも大好き。クミンと唐辛子たっぷりです。

 羊以外もいろいろあります。これからの季節、鍋もお店の自慢だそうです。



 いつもお客さんの半分ぐらいは中国の方ですね。味も雰囲気も、旅行気分になれるのは間違いありません。





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