幽霊あれこれ話②~月光石~
月光石とは。
この世界で採れる鉱石の事である。
一見、紫水晶にしか見えないが月の光を浴びせる事により、一週間だけだが暗闇の中で紫色の淡い優しい光りを放つ鉱石だ。
加工もしやすく貴族令嬢の間ではベッド近くに物語の英雄や幻獣に象った月光石を置くのが流行っているとか。
その為か月光石は月の光を浴びて光るだけの鉱石という認識しかなく、一部の者のみ幽霊を実体化させ、また強い光を放つ事が出来れば幽霊に攻撃出来る事を知らない。
また魔力浸透率が鉱石の中でも高い分類なのだが、それも余り知られてないようだ。
サラ「ユエさんは月光石を二個持ってますよね」
ユエ「余裕があるときは、持ち歩いてる月光石を、そうでない時はノワール(※使い魔の黒猫の名前)に付けている首輪の月光石で幽霊を実体化させてるの」
サラ「へえ~」
ユエ「でも、ノワールを使って幽霊を実体化させるのが殆どね。だって、一々光らせるの面倒くさいのよ」
サラ「な、なるほど・・・・・・」
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