第45話

 朝食を食べてからリーツ村を出て迷宮都市スリンカに向かって今日は魔力で身体強化をしながら走って進んでいく


 リーツ村と迷宮都市スリンカの街道の側には森があり時々モンスターが現れて出てくるがクリスタルウォータースネークとの戦闘をしてからは現れるモンスターとの戦闘は弱く感じ始めた


 流石に迷宮都市に向かう街道だからか多くの人が行き交うので途中途中で止まったりしたりもした


 「ここからは歩いて迷宮都市まで行くよ」


 『わかったです!でもなんでです?』


 「走って進んでいると盗賊かと思われるしユキやシェーレと一緒に走っているとモンスターに追われていると思われるからな」


 近くには森もあるしそこに盗賊が隠れている事もあるのだろう


 『あるじ様が盗賊の訳がありません!』


 「でもそう思われるからな。さっきも行商人の護衛をしていた冒険者から警戒されていたぞ」


 『確かに通り過ぎてからもジロジロと見られていたのです!』


 「だから歩いて迷宮都市に向かうぞ。あーでも歩きながら魔法の練習をしていこうか」


 『わかったです!』


 『分かりました』


 昼食を食べ終わり休憩をしながらそんな話をして昼休憩を終わらせると歩きながら魔法の練習をしていく


 俺とシェーレは魔力の扱いや魔力量も多いので複数同時に魔法を使用しながら進んでいると街道ですれ違う時は魔法を使用するのはやめたが魔法を使用しているのは怪しまれた様だ


 『あれが迷宮都市なのです?大きいのです!』


 ユキが飛び跳ねてはしゃぎながらようやく迷宮都市スリンカの外壁が見えてきた


 「あと少しで迷宮都市に着くな」


 『そうですね。あるじ様。これなら夕暮れまでには迷宮都市に着きそうです』


 『アル!シェーレ!早く行くのです!!』


 先に進んでいるユキが振り向き呼んでくる


 「ユキ、一人だと冒険者に狙われるぞ」


 『危ないですよ。ユキ先輩』


 ユキの元にシェーレと共に移動すると三人で迷宮都市まで移動していく


 迷宮都市スリンカの門にたどり着くとユキとシェーレを召喚玉に戻して迷宮都市の中に入る為に列に並ぶ


 「通行証か冒険者ギルドカードを見せてください」


 「これでいいですか?」


 並んでいるとようやく俺の順番が回ってきた。門兵に冒険者ギルドカードを見せた


 「確認できました。迷宮都市にようこそ」


 「はい」


 迷宮都市スリンカでは都市の中に入るのに並ぶ必要があって俺の後ろにも人が並んでいるので宿屋や冒険者ギルドのある場所を門兵の人に聞くことが出来なかった


 とりあえず都市の中を見て行きながら歩いて進んでいると冒険者ギルドを見つけることができた


 とりあえず冒険者ギルドは見つけることができたな。冒険者ギルドでユキとシェーレと一緒に泊まれる宿屋を聞いて教えてもらうとしよう


 冒険者ギルドの中に入ると多くの人が受け付けに並んでいて受け付けでは聞けそうにない


 冒険者ギルドの中にある食事ができる酒場の様な場所に向かい飲み物を頼むとそこで宿屋の場所をそこにいる給仕をしている女性に聞くと知っていた様で場所を教えて貰った


 教えて貰った宿屋に向かっていく。宿屋の中に入ると部屋はまだ空いていた様で受験日までの宿代を払い部屋を取った


 「部屋が取れてよかったな」


 『夕ごはんが楽しみです!』


 『あるじ様の召喚玉には不満はありませんがあるじ様と一緒に過ごせるのはいいですね』


 部屋の中に入るとユキとシェーレを召喚して俺もひと息ついた。少し椅子に座り休んでから武器や防具の手入れを行い装備を収納していると夕食の時間がなった

 

 夕食は宿屋の食堂で取る事になっており二人を連れて食堂に向かう。まだ食堂には夕食を食べに来ている人はいなかったが夕食を頼んだ


 夕食はオークのステーキでこれは昨日泊まった宿屋で食べた物と同じだったが美味しかった。ユキとシェーレの夕食も調理されている料理で二人も美味しかったみたいだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る