第40話
俺、ユキ、シェーレの必殺技と言えるような攻撃は魔力を高めて防御をしているクリスタルウォータースネークに向かっていく
一番早くクリスタルウォータースネークに当たったのはアルの放った三連ビックウォーターランスだった
クォーツ湖の水を利用したお陰でかなりの大きさと密度になったウォーターランスがクリスタルウォータースネークの頭と胴体に当たり水晶の鱗とぶつかり合い魔力を込めた水晶の鱗と拮抗してクリスタルウォータースネークの防御に使っている魔力を削っていく
次に当たったのがユキの闘気螺旋砲だ
螺旋回転しながらクリスタルウォータースネークに迫ってきた闘気は三つのビックウォーターランスで消耗している魔力を溜めた水晶の鱗にぶつかった
ドリルのように水晶の鱗を削りながらクリスタルウォータースネークの魔力を削っていくせいでクリスタルウォータースネークは他の箇所に流して溜めていた魔力を闘気螺旋砲を食らっている場所に集中していきなんとか貫通する事なくなんとか防いだ様だ
最後にシェーレの重力をも利用した鋭利なハサミと同じくらい鋭い巨大な水の斬撃である大水剣・水刃落としがクリスタルウォータースネークを襲う
ユキの闘気螺旋砲を防ぐのに防御に使っていた魔力が無くなりシェーレの大水剣・水刃落としを回避しようと動こうとした時クリスタルウォータースネークの身体の動きを止める鎖がクォーツ湖から現れた
「ふぅ……なんとか動きを封じれたな」
『それ、は、よ、かっ、たです』
アルは三連ビックウォーターランスを放ち終わった時には新たにクリスタルウォータースネークの動きを止める魔法を使用していた
『ありがとうございます!あるじ様!私の攻撃で最後です!!!』
動きを封じられたクリスタルウォータースネークは最後まで諦める事はせずに抵抗をしていたがシェーレの大水剣・水刃落としを首に受けて抵抗を少しの間は水晶の鱗でしたがそのまま首を両断した
クリスタルウォータースネークは両断された頭はまだ動いており最後の瞬間まで俺たちの事をじっと見つめてやがてその瞳から光が消えていった
「倒したぞー!!!」
『アル!シェーレ!やったです!!』
『倒しましたね!あるじ様!ユキ!』
三人で集まり喜んでいるとユキとシェーレが突然に動きを止めた
『いた、い!いた……い……です!』
『うっ……ぐぅう……ッ!』
「ど、どうしたんだ!……もしかしてこれってあの時の!」
動きを止めた二人は痛がり始めるとその身体が光を放ち始めた。少しして光が収まるとそこには身体が一メートルほどの大きさになり生えていたツノが螺旋状になったユキとコチラも身体がハサミを広げずに二メートルほどの大きさになり分厚かったハサミはより堅く分厚く、薄かったハサミはより鋭く薄くなったシェーレがいた
『やっぱり進化は痛いのです!』
『これが進化なのですね。私は初めてです』
「ユキ、シェーレ、進化おめでとう」
進化した二人を魔法で調べるとユキはヘリックスラビットに進化しておりシェーレの方はウェポンクラブに進化しているみたいだ
「二人とも今の身体はどうだ?」
『そうですねぇ……闘気や魔力が今までよりも使いやすくなってるです!それにツノに集めやすいです!けど身体が大きくなったから今までのような戦闘は出来なくなったです』
『私の方も闘気や魔力が使いやすいですね。それに甲殻の強度も上がっています。今ならハサミにダメージを少なく衝撃波や斬撃波を使えそうです』
進化して闘気や魔力が使いやすくなったんだな。それにしても二人とも大きくなっているから宿屋では召喚するのも大変そうだな
「これからの二人に期待できるな」
『期待するといいです!!』
『はい、あるじ様。期待に応えます』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます