第38話
魔力を高めているクリスタルウォータースネークの口から水と水晶の欠片が混ざったブレスが俺たちに向かって放たれた
これはヤバいと思い俺は魔法で周囲全体のクォーツ湖の水を使用した水の壁を作り出してブレスを防ごうとした
クリスタルウォータースネークから放たれた水晶混じりのウォーターブレスは最初に向かって来ていた時に作った水の壁を容易く突破して新しく作り出した水の壁にぶつかった
クォーツ湖の水と俺の多くの魔力を使用した魔法が混じった水の壁にぶつかったブレスは勢い衰えずに半分まで水の壁を削っていく
「もっと壁に魔力を!!」
更に魔力を使用して辺りの水を掻き集め水の壁の密度を高めていく
少しずつ勢いが減っていくブレスを確認できもっと壁の密度を魔法を使って上げていくがだいぶ弱まったブレスは等々水の壁を突破した
「ちくしょうっ!」
『ううっ……ヤバいです』
『あるじ様!私に任せてください!!』
俺とユキの前に出たシェーレは魔力を高めた左のハサミをブレスに向けて挟むと切り裂く魔力の衝撃波を放ちそしてすぐに右の分厚いハサミを前に出して挟んだ
弱まったブレスに向かっていく鋭い衝撃波はブレスを切り裂いて進んでいき次に放たれた衝撃波で二つに分かれ始めたブレスをその分け目から衝撃波で更に割っていき俺たちにはブレスは届かなかった
なんとかクリスタルウォータースネークの水晶混じりのウォーターブレスを凌いだ俺たちは一息つく前にまた向かってきているクリスタルウォータースネークに対処しなくてはならなくなった
「二人ともクリスタルウォータースネークにブレスを撃たせないようにするぞ!」
『わかったです!』
『分かりました!』
「シャアアァァ!!!」
口を大きく開けたクリスタルウォータースネークの突撃をクォーツ湖の水を利用して魔法で作り出したウォーターハンマーを横殴りに打つける
クォーツ湖の水を利用して密度を高めたウォーターハンマーを顔面に食らったクリスタルウォータースネークの牙や水晶の鱗が辺りに飛び散るだけではなくウォーターハンマーを受けて倒れた衝撃で辺りに水が飛び散る
『濡れるです!』
『ウサギ先輩!そんな場合ではたいですよ!』
『わかってるですよ!いくです!!』
魔力から得意な闘気に変えたユキが倒れたクリスタルウォータースネークに向かっていくその後を魔力を纏ったシェーレも向かう
闘気を高め密度上げてツノに集めていきそのツノでクリスタルウォータースネークに攻撃していくが厚い水晶の鱗に遮られて皮を突破しても肉の深くにはダメージを与えられない
『全然深くまでいかないです!』
『ウサギ先輩!退いて下さい!!』
ユキがツノで刺したクリスタルウォータースネークの横腹に近づいたシェーレが分厚いハサミに魔力を纏わせてツノで傷付いた場所目掛けてハサミを振るう。水晶の鱗と魔力を纏ったハサミのぶつかり合う音が辺りに響く
『何するんです!後輩ガニ!』
『ちゃんと避けるように私は言いました』
「お前ら!クリスタルウォータースネークが動き出すぞ!!」
頭をウォーターハンマーで打たれて気絶していたクリスタルウォータースネークはユキとシェーレの攻撃で目を覚まして動き出した
「シャアアァァァア!!!」
痛みで目を覚ましたクリスタルウォータースネークは痛みの元凶のユキとシェーレを睨むと口を大きく開けて叫んだ
叫んだまま二人に噛み付いて攻撃しようとしているクリスタルウォータースネークに向かい防ぐ為にクォーツ湖の水を集めて水の杭を下から生やしてクリスタルウォータースネークの口を無理矢理閉じさせて仰け反らせた
仰け反っているクリスタルウォータースネークに今現在できる最大の魔力を纏い身体能力を上げている俺は一気に接近して同じくらい魔力を纏わせた剣でクリスタルウォータースネークに向かい剣を振るった
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