第10話
あと半年後にある新年祭で俺も祝福を受けられる。その日に俺はどんな祝福を与えられるのかで将来の冒険者生活が決まる。兄のケビンの様な戦闘に関係のない祝福を与えられても俺は汚染獣との戦闘をしないといけないのでいつも通りに鍛えていく
自警団での訓練は魔法以外の肉体強化の方法で魔力を使用しての強化をし始めてから年上の自警団員で俺よりも体格が良くても武器の技量が俺以下の自警団員との模擬戦は全勝で同い年の中で強いグエルやその友達のジェンターク、今でも村長の息子で偉いと思っていて絡んでくるエランなどとは魔力を使っての直接的な強化をしてからは模擬戦をしていないが絡まれる事がある
そして魔力での直接的な強化を自警団の団長であるケレスに見られて色々な事が聞けた
元々団長のケレスは冒険者をしていてこの村で出会ったケレスの奥さんと結婚して冒険者を辞めてこの村に移住した様だ
そして冒険者をしていたケレスに寄ると身体能力を強化する方法は一つ目は魔法を使っての強化、二つ目は俺が自警団の訓練の模擬戦で使用している魔力での強化、三つ目は闘気という生命力を使っての強化、四つ目は闘気と魔力を融合させての強化の四つがあるらしい。団長のケレスはその内の闘気での強化が出来る様で一回闘気を使って見せてくれた
その闘気を俺も使えるのかと聞くと誰でも使えるが魔力をよく使っている俺には難しいかも知れないと言われた
理由を聞くとケレスもよく知らないみたいだったがケレスが冒険者をしていた時の先輩にそう聞いた様だ
ならなんで闘気と魔力の融合での強化はなんであるのかを聞くと最上級の冒険者であるオリハルコン級の冒険者たちはこの強化方法を使用している様でこの強化を取得している事がオリハルコン級の冒険者の条件の一つの様だ
ケレスにどうやって闘気を覚えたのか聞くと命をかける様な戦闘を多くしていたらいつの間にか使える様ななっていたみたいだ
他に闘気を覚える方法がないかと聞くと難しそうな顔をしたケレスはどうしても聞きたいかと聞かれて俺は聞きたいと答えると教えてくれた
その方法は闘気を使用できる者から闘気を纏わせた攻撃を受ける事で覚える事が出来る可能性があるらしい。必ず闘気を覚える事ができる訳ではないが闘気を感じる事で覚えやすくはなるみたいだ
闘気を纏わせた攻撃をしてほしいと頼んだが断られたがそれでも毎回会うたび頼むとケレスも根負けしたのか軽くだが闘気での攻撃をしてもらえるようになった
そして現在まで何回か闘気での攻撃をケレスにして貰ったが闘気を覚える事が出来ていない
そんな俺とケレスのやり取りを聞いていた他のグエルやジェンターク、エランなどの他にも自警団員が闘気を覚える訓練をして欲しいとケレスに頼んだりしていたが闘気の訓練はその中でも数人くらいで子どもたちには俺に勝てたら教えるとケレスが言ってよく模擬戦を挑まれるが弱くて全然こっちの戦闘経験にはならなかった
それで俺と同い年や年下、年上でも成人以下の子どもたちとの模擬戦は俺対複数の人数での模擬戦になり複数の相手との模擬戦は俺にもいい経験になった
俺ももっと強くなる為に自警団での訓練以外では森での薬草採取やモンスターの討伐はそこそこに魔力操作や魔力制御を優先する様になった
魔力を今よりも上手く使える様になる為に召喚魔法の召喚玉作りを行い綺麗な真球を作れる様に練習を家でしている
使う魔力の量が少なくなればなるほど綺麗な球体に出来る様になったが魔力の使用量を増やしていくとどんどん球体がゴツゴツとしてくるのでその球体を綺麗に魔力を操作、制御していく事で俺は魔力の操作能力と制御能力を向上させていった
そんな毎日を繰り返していってとうとう新年祭の日がやってきた
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