スキル【海】ってなんですか？〜使えないユニークスキルを貰った筈が、海どころか他人のアイテムボックスにまでつながってたので、商人として成り上がるつもりが、勇者と聖女の鍵を握るスキルとして追われています〜

第81話 冒険者レベルの引き上げ

　実際叔父さんの家の近くの冒険者ギルドだと、買い取りどころか討伐クエストすらなかったよね。王都じゃたまに聞くんだけどな。キャベンディッシュ侯爵家の庭にも出たし。

　弱すぎて逆に、魔物が出やすい場所には出ても食べられちゃうってことなのかもね。魔物は魔物を食べると聞くし。これは全部で小金貨１枚と、銀貨３枚と、銅貨１枚だ。

　ダイアウルフの牙３。これは討伐証明になるもの。ダイアウルフの爪２５は買い取り。

　ダイアウルフの討伐は１体からだから、討伐クエスト１体につに銀貨２枚。

　ダイアウルフの爪の買い取りは、ひとつにつき銅貨３枚。１体丸ごとだと討伐クエスト込みで１体につき銀貨５枚と銅貨７枚だ。

　皮の方がお高いけど、爪も矢じりに使うから、それなりに需要があるみたい。全部で小金貨１枚と、銀貨３枚と、銅貨５枚だ。

　キラービーの針１７。これも討伐証明部位になるもの。キラービーの毒１９。これは買い取り。討伐は１体につき銀貨３枚。

　キラービーの針は買い取りもあって、ひとつにつき銅貨３枚。これも矢じりに使うらしい。毒の矢ってことなのかな。

　キラービーの毒は、毒を付与した武器や、投げる毒玉なんかのもとになるんだって。

　これも銅貨３枚。全部で小金貨６枚と、銀貨１枚と、銅貨８枚だ。

　デビルスネークの毒袋２１。デビルスネークの血液１５。これは買い取り。

　デビルスネークの毒袋も、毒を付与した武器や、投げる毒玉なんかのもとになるそう。

　デビルスネークの血液は、なんと解毒剤のもとになるものらしい。毒を使う魔物の血で解毒出来るなんてびっくりだよね。

　デビルスネークの毒袋は銅貨３枚、デビルスネークの血液は銀貨１枚だ。全部で小金貨２枚と、銀貨１枚と、銅貨３枚だ。

　ポイズンフロッグの舌１６。

　これも討伐証明部位になるもの。

　討伐クエストが１体につき銅貨５枚だ。

　舌は結構珍味らしくて、素材の買い取りがあった。これも銀貨１枚。

　全部で小金貨２枚と、銀貨４枚だ。

　ジャイアントバットの血１６。これは買い取り。羽が討伐証明なんだって。これも珍味で、腸詰めに使うんだって。血だけ持ってくるなんて珍しいですね？と言われたよ。

　どんな味なんだろ？冒険者ギルドの人が、僕から買い取って、すぐに品質を保つ為に、マジックバッグに移してたよ。買い取り価格は銅貨５枚。全部で銀貨８枚だ。

　グリーンタートルの甲羅１６。これも討伐証明部位だ。防具のもとになるから買い取りもあって、討伐クエストが１体につき銀貨３枚。買い取りがひとつにつき銀貨５枚だ。

　全部で中金貨１枚と、小金貨２枚と、銀貨８枚だ。結構剥がしにくいらしくて、解体して持ってくる人は珍しいんだそうだ。

　解体には手数料がかかるけど、解体スキル持ちの人なら簡単なのと、グリーンタートルでも、手数料が銀貨１枚もするから、出来るなら自分でやれたほうがいいみたい。

　リザードマンの鱗３３。これは討伐証明部位だった。背中に一部形の違うところがあって、特別に硬い鱗なんだって。

　防具のもとになるから買い取りもあって、討伐クエストが１体につき銀貨５枚。リザードマンの鱗もひとつにつき銀貨５枚。

　全部で中金貨３枚と、小金貨３枚だ。

　初心者の防具は、最初革で、少し稼げるようになってくると、グリーンタートルか、リザードマンの防具を使うものなんだって。

　けど、割りと重たくなるから、弓使いは革を使い続ける人が多いものなんだそう。

　つまりは近接職向けの防具ってことだね。

　ガーゴイルの風切羽５０。これも討伐証明部位で、討伐は１体につき銅貨５枚。

　ダンジョンの最初のほうに出る魔物で、そんなに強くはないらしい。

　買い取りはなくて、全部で小金貨２枚と銀貨５枚だ。これらの合計で、大金貨１枚と、中金貨１枚と、小金貨５枚と、銀貨７枚と、銅貨７枚になった。

　そのランクなら、普通は１年でそれだけ稼げたら凄いんだぞ？と叔父さんから言われたよ。倒すとなると、大変だということだね。

　この買い取りとクエストで、僕の冒険者ギルドランクは、ＧランクからＦランクになった。さっそくダンジョンを探検だ！

　僕はさっそくＦランクに上がったばかりの冒険者認定証を受付で提示しながら、おじさんとともにニナナイの村で、ニナナイダンジョンへの入場申請を行った。

　ニナナイダンジョンの受付は、管理をしているニナナイの村だから、冒険者ギルドでは受付が出来ないんだ。

　そしてニナナイの村には冒険者ギルドの拠点がないから、倒した魔物の買い取りの為には、アルムナイの町の冒険者ギルドまで、戻らなくちゃならない仕組みだ。