第26話 花束

出棺するときに棺の上に花束を乗せます。このへんは葬儀会社によって違うと思いますが。

単にのせるだけなら良いのです。棺も最近では薄いピンク色や布地で出来た物などあります。昔ながらの木で出来た棺も多いのですが。

布地で出来た棺の上に花束を乗せます→布地は滑ります→もうわかりますよね?そうなんです、滑って花束が落ちてしまう時があるのです。運転は注意しておりますが、何かでブレーキをかけたりすると「シャン」っと花束が落ちた音が後ろから聞こえます。

花束が一つならまだ良いのです。二つになったりするとさらに落ちやすいです。落ちたらどうするか?途中で止まる事はしません。火葬場に着いて落ちたの発見したら、靴を脱いで奥に落ちた花束を何事も無いように拾って棺の上に置き直します。これも素早くやらないと見られるとダサイのです。当たり前のように終わらせます。花束を違う場所にすれば良いのでは?置く場所が少ないのと見栄え的に棺の上の方が良いのです。この辺も葬儀会社で違うのかなと。


以上、地味なお話しでした。火葬場で靴を脱いでたら見てないふりして下さい。


次?毎度のごとく、感覚で、書きます。

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