世界樹は人になって実際に国を見てみます
ぷいぷい
第1話 世界樹は人になりました
私は今日もここにいる。
私はいつまでここに居なきゃならないのだろう。
孤独は辛い。寂しい。
大地の女神 ティエーラ様。私はもう疲れました
『そんな事言わないで』
『私はもう散々世界を見てきました。けれど私は、その地に踏み入ったことがない。人々のように歩き本当の意味で世界に踏み入れたことで私は本当の意味で自分の世界を見守ったということになる。』
女神は私にこうおっしゃった。
『ならお前に神命を下そうう。人間になり世界を見てきなさい。辛いこともあるだろう。その覚悟はお前にあるか?』
ああ、これはチャンスなんだ。
『はい。お願いします。人になり、人々と同じように過ごすことをお許しください。』
『けれど世界樹が消えるということは大変だ。本体をここに置き、お前の魂を創った人の身体に入れる』
『ありがとうございます!この神命必ず受けたまります。』
本当にこの方は……
『私はお前が生きていてくれればそれで良い』
心が広く、慈悲と愛を兼ね備えたお方だ
…………………………………………………………
「……ん。ここは」
精霊の森か?おや……
「人間になったのか……。これは12歳くらいか?」
でも……
「このタイミングで前世の記憶を思い出すとは」
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