99作目:法改正
ある未解決の殺人事件が時効を迎えた。これまで長かった。世を忍び、ずっと隠れてこの時を待った。とりあえず警察署に行こう。
「俺があの事件の殺人犯です。でも、時効だから無罪でしょ?」
俺は
「確かに時効でした」
一人の職員が言った。
「数年前までは」
俺の手首に手錠をかけながら。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます