83作目:妖怪・ひとさらいさらい
人さらい多発中。犯人の素性は未だ掴めていないらしい。「うぅ…」おや、少年が泣いている。「妖怪こわい…」可哀想に。この子も、保護してあげよう。「おじさんちにおいで」俺はいつもの手で連れ込もうとする。「ところで、どんな妖怪が出るんだい?」少年が顔を上げる。「こんな顔をした、妖怪さ!」
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