Episode.42 COMMENT

 メールは『コンソメ』さんからだった!


 😣 コワイヨ〜💦


 震える手でメールを開くと……


『ケイ・タコナーデさま! 自分が一瞬目を離した隙に、2歳になる娘がマウスで遊んで、偶然、変な画像を送っちゃったみたいで大変失礼致しました!』


 あらやだ間違いぃ〜!?


 ……それなら良かったっ! 本当に良かったぁ😂


 安心したら、喉がカラカラだった事に気がついた。


 お茶とグミを買い、ひと息ついてから、再び『コンソメ』さんのメールを読んだ。


『動画、拝見しました! 素敵な歌声ですね〜! 自分、男ですがときめいちゃいました!』


 ……。


 ……これって素直に喜んで良いのか?


『さて、コメントでも言われていましたが、これからが楽しみです! ガンガン投稿して下さいね! アイコンとかイラストが必要なら、いくらでも協力しますよ!』


 コメント!?


 そんな機能があったの? 知らなかった!


 早速読んで……


 うわあぁぁぁ〜〜〜!


 私、アカウント削除しちゃったぁ〜〜〜(号泣)


 ……もう間に合わない……よね?


 私は一縷の望みをかけて、恐る恐る最近使ったアプリ画面を開いた。


 すると!


『本当にアカウントを削除して宜しいですか? 一度削除したアカウントは復活出来ません OK CANCEL』


 やばっ! あっぶね〜〜!(←口悪っ)


 普段はしつこく思える確認画面が、今日は楽園の扉のように見えた。


 CANCEL!


 ふぅ〜〜〜っ! 間一髪! 助かったあ!


『マイチャンネル』を開くと『コンソメ』さんの描いたタコちゃんが、お風呂で幸せそうな笑顔を見せている。


再生回数……2525

イイね……2525


 健全な伸びっぽい!


『2525《ニコニコ》』って数も微笑ましくていいじゃん!


 さて……コメントってどこ?


 あ、あった! 画面中央やや下に『コメント▽』と表示されている。


 ▽をタップ!


 コメントがズラリと表示された!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る