妄想から始まる異世界転生 ～愛と絆の物語～ Season1

～序章～ 現代日本 転生前編

第1話 状況開始

オレはすでに人生に飽きてしまっていた。

高校の時に親の借金の影響で

通う所ではなくなり、

家計を助ける為に

中退して金策に極振りした選択が

そもそもの始まりだった。

不幸自慢をしたいワケでもないので

詳細は割愛するが、当時の歳にしては

かなり稼げていたけど

詐欺 紛（まが）いの壮大なストーリーに

巻き込まれる形で

それまでに築いた資産・信用・人脈の

ほとんどを失い茫然自失状態に

・・・考えが甘かったんだろうな。。

人の善性を疑いもせずあっさり騙され

もがいて抜け出そうとして身も心も疲弊し

自分からも人に対して配慮出来なくなり

人のせいにだけも出来ない

地獄ループにハマる感覚はまさに

賽の河原・無間地獄のようで。。

日々魂が穢れていく感覚はまさに

まどマギの魔女になる

サイクルにも思えるほど。

マジで心が壊れると身体もおかしくなるのは

ホントですよ。病は気から

今では不治の病に犯されながらも

唯一の楽しみである

このカクヨムやなろう等の

創作物語も更新分は読み切ったその時

ふと唐突に思った────

──マジで【異世界転生】せんかなと

転生担当である輪廻の理を司る神様は

全世界で天に召された魂（人）達をどうするか

やる事が多すぎて

そりゃ相当な激務だろうから

ただのかまってちゃん

なんぞに目をかける可能性はないに等しい。

願いを 希望を ワガママを

言うだけなら誰でも出来るワケでw

じゃあ神様に〈キミに力を授けよう〉と

なるパターンを考えるぞと

これだけ未来で誰かが開発するであろう

ARやVRシステムを用いたゲームを

題材にしたSAOシリーズのような物語や

異世界転生モノが

大多数の物語の読み手に

認識されているこの状況──

明確な【異世界転生への道筋】を

示す手段として小説の形で物語を紡ぎ、

見てくれた読書の人達の

【異世界転生への渇望】と【魂の熱量】を

それこそ悟空の元気玉よろしく

この世界に願いと想いを──

人の魂のチカラを集め続けたら

果たしてどうなるのか？

【その妄想の極みの果てが見てみたい】

何十年ぶりかにテンションが上がり

そうこうしている内にすでに時刻は夜中。

すると不思議な事が起こる────

仰向けで寝だしてしばらくすると

身体に微弱な電気が走ったように痺れ

まさか？と思い念の為そのまま待機。

今度は魂魄が引っ張られるかのように

天井が段々近づいてくるのだ──

しかも身体が動かないオマケ付き。

今までの人生で初の体験（金縛り）かつ

視点が天井にぶつかりそうになった

タイミングで無性に怖くなってしまい

強く身体をコントロール

しようとしたところで

視点がゆっくり戻り無事?復帰。

だが、【不思議体験】は

まだまだ終わらない──

明るいとハッキリ視認しづらいが

真円の直径1cmぐらいの白い光の玉が

上から前から次々飛んでくるようになり

光が見えるだけならまだしも

自分の身体に着弾した瞬間から

じわりと熱が広がり

意識するだけで身体の中なら自由に

その魔力?をルディさんのように

自由に動かせる。

さらに狙ったところに強く

意識（力）を込めると

アラ不思議！

段々アツくなり身体強化してるみたいに

息子は成長するし

腕や足は異常に固くなるし

目に集めると少しの

透視（物質透過）と暗視が出来たりと

子供時代なみにハシャぎまくり数日後──

流石に調子に乗りすぎたのか、

〈いい加減 遊んどらんで執筆せんかい！〉

と、お叱りを受けるかのように

魔力？のプレゼントはおあずけに。

ただ、今でも〈ちゃんと見とるぞ〉

というかのように

光の玉だけは飛んでくるので

(見捨てられるかも)といった不安はない。

神様に〈こやつ面白い事を考えよる〉

と、目を掛けてもらう事には成功したので

後は【物語】の創作に

残りの人生（今世）を Maxベットするだけだ。

時間が足りずに道半ばで倒（死んで）れても、

次の人生（来世）も変わらず描き続けて

【神様】にプレゼンし、

必ず【異世界転生】して幸せになると

この日オレは己の【魂】に誓った。

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これから始まるのは、

長年かけて築いたほぼ全ての【モノ】を失い

希望（生き甲斐）と愛（恋人）を異世界転生（来世）に渇望する

一人の男の物語──

～あとがき～

進行状況に合わせて順次投稿します。

出来たらストックが溜まるスピードで

書いて定期更新しようと思ってますが

しばらくは厳しい可能性が高いので、

基本的には不定期更新と思ってください。

この物語──

妄想から始まる異世界転生は

人生Maxベットして描き切りますので

恐らく最初で最後の作品になります。

～ここまで読んでいただけた方へ～

ツクールでのシミュレータ作成に伴う

この文章形式での物語で扱う

【世界の理】や【定義】

各属性の【魔法】 の仕様や数字に計算式は

出来るだけ同期させるのと──

【異世界転生】する為に必要な

全ての準備が終わるのに

恐らく10年くらいは

かかると思われるので、

気長に見守っていただけると幸いです。

以上、影神シンでした。