第021話 ぴっちりスーツ×触手=煩悩爆発
触手が蠢き、來羽の体の上を這いずり回る。女の子柔肌の上をヌメヌメと動いているだけで卑猥だ。
俺の下半身の小人が大人を通り越して巨人になってしまい、その場から動くことができない。自分の物ながらここまで膨張してカチンコチンになるとは思わなかった。
煩悩をかき消すためにゾンビのあられもない姿を必死に想像する。
そのため、浄化魔法の事を考えることができない。
魔法はイメージが大切なため、イメージがきちんとできないと魔法が上手く発動しないのだ。
「あっ……んっ……」
來羽からくぐもった声が漏れる。
―ビクビクンッ
俺のエクスカリバーはその限界を超え、アルティメットソードに移行しそうになる。
くそっ、視覚だけでもきついというのにそんな色っぽい声まで出されたら反応するに決まっている。
さらに、先ほどまでただ這いずり回っていただけの触手が服を突っつき始めた。
―バチバチッ
―バチバチッ
服がまるで電気策にでも触れたように小さな火花を散らす。あれは恐らく衣服に施された何らかの効果によって悪霊の攻撃に対抗している証。
一体何のためかは分からないが、どうやらイソギンチャクは服を破り取ろうとしているらしい。
來羽の裸体……。
―ゴクリッ
無意識に彼女のぴっちりスーツが破れ、あられもない姿を晒しているを想像してししまい喉が鳴る。
人生でも類を見ないほどの美少女の裸。気にならないわけがない。
そのせいでこれ以上ないくらいの硬さになっている俺の可愛い愛剣は、もはや鋼鉄さえ超えそうな程に凝り固まってしまった。
「くっ……はなして」
來羽がなんとかイソギンチャクの触手から逃れようと手足をバタバタと動かす。しかしその弾力がありそうな職種は少し伸び縮みするだけでちぎれるような様子はない。
「んんーー!!」
來羽が嫌がるのが鬱陶しくなったのか口を開いた瞬間に彼女の咥内に挿し込んで口をふさいだ。
とても下半身にダイレクトアタックしてくる光景だ。
「くっ」
俺の鋼鉄並みに鍛え上げられた第三の足がさらなる膨張を遂げ、もう自分でも制御不能で痛いくらいだ。
―バチバチッ
―バチバチッ
―バチンッ
その間も触手による戦闘スーツへの攻撃は続いていて、遂にその結界が破られた音が聞こえた。
「んんーーー!!」
それに気づいたらしい來羽がじたばたと暴れて声を上げようとするが、口の中を触手に蹂躙されていて言葉が発せるような状態じゃない。
―ビリビリビリッ
そして遂に触手が來羽のぴっちりスーツに手を掛けて引き裂いてしまった。
彼女の秘すべき部分が露出する。
まるで敵に敗れて反抗的なエルフ剣士みたいな見た目になっていてとても煽情的だ。
「一体どうすれば……」
物理的な攻撃が効かない悪霊相手では、聖属性の武器を持たない俺は浄化魔法が唯一の攻撃手段。
しかし、今はギンギンすぎてそれどころではない。完全に手詰まりだ。
スーツに覆い隠されていた彼女の柔肌を触手が蹂躙し始める。触手が股の間に入り込み、控えめな二つの膨らみの上を這いずり回っていく。
「んんっ……んっ」
來羽の艶っぽい吐息が漏れる。
イソギンチャクめ!! なんて卑怯な奴なんだ!!
これじゃあ俺はいつまでたっても攻撃できない。
「ん、んんーー!! んん、んんんーー!!」
暫くすると、來羽が体をガクガクと震わせ、背筋をピーンと伸ばしてのけ反った。
―ビシャビシャビシャッ
俺の顔に何かの液体が降りかかる。
―ビクビクビクンッ
その液体がなんなのか理解した瞬間、俺の体が大きく痙攣した。
マグナム銃が火を噴いて溜まりに溜まった銃弾が全て打ち出された。
ベトベトとした嫌悪感がジャージに広がると同時に、激化していたものがみるみる沈静化して柔らかく解きほぐされていくのを感じた。
そのおかげ前かがみになることもなく自由に動けるようになり、脳内再生しているゾンビの絡みも必要なくなったので、魔法を唱える。
「ピュリフィケイション」
俺は嫌な生暖かさから解放されて、何もかもができるような全能感が漂ってきた。
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