第15話【お嬢様の外交術】
【お嬢様の外交術】
オレンジ・・・いつもニコニコ暖かい陽の光のようなあなた様にピッタリでございますね。その暖かい笑顔にどれだけの人が救われたことでございましょう。
賑やかで楽しい時は、あっという間でございます。ふと寂しく感じる時はございますか?まだあの時の傷は癒えませんか?
貴方様は、つい人に気を遣って、無理して明るく振舞っちゃう部分がありますもんね。けっこー気疲れちゃいますよね。
おひざ掛けをご用意致しましょう・・・私があなたの心を暖める暖炉になりましょうか?
誰かのために、笑顔になれる貴方様は、大変、愛おしく麗しゅうございます。
グリーン・・・バランス感覚に優れた貴方様は、外交術もお手の物、着かず離れず相手との距離感が抜群で、その感情の安定感から、お友達や先方様も安心してお嬢様との時をお過ごしいただいております。
しかし、少々、生真面目というか、隙を見せない所から、今一歩、懐に入れないとか……上手に甘えたりするのが苦手で、意中の方とも距離感を縮められなくて、人間関係で息が詰まる思いも多々して来ましたね。
器用なんだけど、不器用ってなんだか良く分かりませんね(笑)そんなところも、可愛らしいです。
要するに、最終的には私が、お嬢様を癒さなきゃダメって事ですね☆
人間関係で疲れてしまい、ひと呼吸おきたい時は、たまには鳥の囀りを聴きながらお散歩でもしましょうか?
それよりも、ゆったりを腰をかけて、ティータイムがご所望でしょうか?貴方様のお気に召すまま、ごゆるりとお過ごしくださいませ。
パープル・・・神々しいパープルこそ、唯一無二の存在、セクシーなお嬢様にピッタリのお色でございます。
高貴な身分の貴方様は、わざわざその辺の庶民共に遜って仲良くする必要はございません。
貴方様を理解できない者は、まだそのレベルに達していないだけなのです。貴方様の魅力は、そのレベルに達したものだけがわかれば良いのでございます。
ナアナアな、浅い付き合いよりも、お互いを高め合う深い付き合いを求めるのは、やはり貴方様が高貴な身分である事の宿命なのでございましょう。
孤独を愛せる人は、寂しさや悲しみも愛せる人でございます。
今宵、月の光に照らされた貴方様の物憂げな表情は、官能的で私の理性を狂わせます……狂っちゃっても良いですか?
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