①邪竜と名乗る彼女に助けてもらってますが、どう見ても猫の格好をした人間にしか見えない

!~よたみてい書

プロット

◯参考作品(あればで構いません)


『俺の妹がこんなに可愛いわけがないの黒猫』



◯世界観


現代日本風世界で、国の状況は一見平和的です。


しかし実際は各所で小さな事件が多発していて、秩序を守る機関は何かが起こっても即対応はできない、しないです。


最新の機器が世間に出回っていて、人型アンドロイドも一部では採用されていたりしています。


通貨は米で作られたおにぎり一個、または500ミリリットルのペットボトル水一本で現実の100円相当。

自給自足が出来てるほどに農業は盛んです。


また、町中で不可思議な人物が人助けをしているという噂が囁かれてたりします。



◯主要キャラクター


名前:邪竜ズィグヴァーン


物語の核の人物・表面上は中二病気質、素は真面目で誠実で優しい。


20歳、身長165センチメートル、黒髪のロングヘアー、琥珀色の瞳で縦線が入っている。


第一印象で若干警戒心を抱かれる衣装を着ている。


猫耳と猫の尻尾が生えていて、しっかり実物の猫と同様に感情と連動する。

猫人間キャヒュマンットという存在。瘦せ型。


自分の弱さを中二病的なもので武装しているので、猫人間キャヒュマンットなのに邪竜と名乗り続ける。


『初詣に見えないけど神様に会いに行く、お盆に見えないけどご先祖様に会いに行く、日常の中に丸見えのズィグヴァーンがうろついている』



「我の名か? ……我の名は、邪竜ズィグヴァーン」

「ふぅ、怪我はないか? ……何を勘違いしている? 我は傷薬代を払わなければいけないのではないかと心配しているだけだ」

「ミャ!?」


◯物語構成



・全5章構成



プロローグ~1章


学校帰りの女子高生が、暗くなり始めた路上で見知らぬ男性に襲われます。

男性は優しく、女子高生を包み込むように抱きしめていきます。

しかし、二人は仲がいい知り合いなどではなく、ただの初対面です。女性は不快感を覚えます。


女性は男性から離れようと試みますが、抱きしめる強さは侮れません。

女性は周囲に助けを求めようと声を出します。

しかし、恐怖からか声がとても小さく、周囲に響き渡りません。

そして人通りも多いとは言えず、助かる手段が絶たれてしまいます。


そこに、突如現れた何かにつまずいてしまい、転倒してしまいます。

そして体勢を崩しながら、運悪く男性にぶつかってしまいます。

「うわぁぁぁっ!? ……くっ! そこに段差を設置したのは誰だ!? 気づかなかったではないか! 我を転倒させるとは優秀な奴だな。見つけたら褒めてやろうではないか」


2章


会社員の女性が路上を歩いているところに、男性のひったくりの被害に遭います。

女性は何とか取り返そうと男性を追いかけますが、残念ながら追いつけません。

しかし、ズィグヴァーンがその現場に現れ、ひったくり犯の戦利品を、ひったくります。

「これは我のお宝だ!」

ひったくり犯の男性はその場に呆然とし、ズィグヴァーンの背中を見届けます。


そしてしばらくした後、ズィグヴァーンは持ち主の女性に鞄を届けます。

「こんな物では世界征服は出来ないからな。我には必要ない物だっただけだ」


3章


落下防止の柵が設置されていない駅のホームで、女性が見知らぬ男性に背後から突き飛ばされそうになります。

しかし、ズィグヴァーンがその間に割り込み、第一被害者になります。

ズィグヴァーンは何とか持ちこたえ、加害者に絡みます。


男性は悪態をつきながらその場を引き、しばらく大人しくします。

その後、再び弱そうなターゲットを見定めた男性は、相手の背後に忍び寄っていきます。

だけどまたしてもズィグヴァーンが二人の間に割って入ってきます。

ズィグヴァーンは被害者になりますが、持ちこたえます。

再びズィグヴァーンは男性に絡みますが、男性もまたその場を離れます。


またしばらくした後、男性の三回目の犯行が行われようとします。

しかしズィグヴァーンが身をもってそれを阻止、身代わりに。

加害者は不満を漏らしながら帰路につきます。


後日、前回の突き飛ばし男性は別の駅に移動し、駅のホーム突き飛ばしを実行しようとします。

だけどここにもズィグヴァーンが現れ、被害者候補と男性の間に割って入ります。

男性は怒りをぶつけながら一時撤退します。


すると、男性は無防備にホームの端で佇んでいるズィグヴァーンを発見します。


溜まってた鬱憤を晴らすために、男性はニヤつきながらズィグヴァーンの背中を突き飛ばします。

ズィグヴァーンは線路の傍に落下します。

男性は嬉しそうに、興奮しながらその場を走って逃げます。

しかし、よじ登り終えたズィグヴァーンにすぐに追いつかれてしまいます。

男性は戸惑い、その隙をついて捕獲され、目撃者に後を託します。

「我は電車より速く走れる練習をせなばならないのでな。これで失礼する」


4章


自ら命を投げ出そうとする女性が建物の屋上に佇んでいます。

そこにズィグヴァーンが現れ、女性に話しかけます。

女性は見ず知らずのズィグヴァーン相手に戸惑いを隠せないでいます。

ズィグヴァーンは女性に一緒に町で遊ぼうと誘います。

女性はそのまま渋々ズィグヴァーンと共に町中で遊んでいきます。


後日、女性は再び建物の屋上に足を踏み入れます。

だけど、辛そうにしたズィグヴァーンも再び現れて、女性に絡みます。

ズィグヴァーンは女性に助けを求めます。

「我は退屈に殺されそうだ。なのでそなたに暇つぶし相手をする役割を与えよう。……まさか見殺しにする気ではないだろう?」


5章


街灯の明かりと家の窓から漏れる明かりが頼りな暗い夜道に、お酒と一緒に夕食を済まし終えた仕事帰りの女性が歩いています。


一方、不満を抱えている男性が酔いながら帰宅している女性を見定めると、あとをつけていきます。

女性は何か気配を感じ周囲を見渡しますが、気のせいだとそのまま家に向かいます。

そして大通りから人通りが少ない住宅街の路上に女性が足を踏み入れたところで、男性が抱いていた絶望を彼女にぶつけます。

夜闇に紛れた男性は、凶刃を女性に振りかざします。


女性は不意打ちを貰い、軽傷を負います。

女性は助けを求めて静かな路上に声を響かせていきます。

しかし、彼女の声を聞いているはずの住民たちは、「きっと誰かがなんとかするだろう、してるだろう」と様子見を続けます。


弱弱しい姿で逃げ続ける女性に男性は追いつきます。

そして再び刃物を振りかざそうとします。


すると、そこにズィグヴァーンが現れ、持っている傘で刃物を受け止めます。

女性はペンダント型端末を操作して、警察を呼びます。

そして、警察が到着するまでズィグヴァーンは女性を守りながら、注意を引きながら剣戟を続けていきます。

「ここは我の夜の散歩コースだ。貴様に通行の許可を出した覚えはない」



ここで解決します。一応、2巻の引きとして何か書くとすれば、まだまだひしめく悪が登場します。


1巻10万文字で描こうとしています。

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