二十五雨
「კეი თე, კოა კოე ინაიანეი?
(―――お前は今、幸福か?)」
「(・・・・・)」
"カッ カッ カッ カッ....
「ოოოოოო,
(おおおおぉぉぉ...)」
「(・・・・・)」
ヨプの後を付いて、征四郎は
奇妙なティーアと呼ばれるおそらくこの
イオ・アトゥール(イオの水車)の遺跡の中で
何か思い思いに瞑想や訳の分からない事を
呟きながら神殿の中にまばらにいる、
この島の住人を見ながら暗い
神殿の中を先へと進んで行く....
「These Tia are doing Wakaroo Aro not only
in this Io Atour but all over the island
in search of რანგიროა
(この、ティーア達は
რანგიროა(雫沫の眠り)を求めて
このイオ・アトゥールだけじゃなく、
島のそこら中でワカロッォアロをしてるんだ)」
「მან გაიგო,
(悪魔がいるぞ....)」
「(・・・・・)」
"カッ カッ カッ カッ..."
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「Oh, here
(ああ、ここだ)」
「・・・・?」
"カッ"
広い、遺跡の中を歩いてしばらく足を進ませると
先を歩いていたヨプが、大きな幾何学模様の様な
紋様が施された古い、石造りの扉の前で足を止める
「("☸"・・・・?)」
「This place is only
ordinary islands person's can get in,
(ここは、ちょっと普通島の人間以外は
入れない場所なんだけど....)」
"カラッ"
「・・・・!」
「Yih,
(―――よっと)」
"ガタッ"
「・・・・!」
"ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...."
「Now, it opened?
(さあ、開いたよ―――?)」
「(・・・・)」
目の前の扉、様々な紋様の中に
"☸"の模様が施された扉の前に置かれていた
石器の中に、ヨプが手に持っていた光る石を
投げ込むと、二人の目の前を塞いでいた
大きな扉が音と共に開き出す――――
「How does it work,?
(・・・どう言う仕組みになってるんだ...?)」
「・・・・」
"カッ"
「・・・・」
何も答えず、そのまま開いた扉の中から
ヨプは扉の内側へと進んで行く....
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