異世界に勇者召喚されて３年、なんやかんやあって今は雑貨屋を営んでます。

第21話 前回までのあらすじ

前回までの雑貨屋は・・・

約３年前、コンビニのバイト帰りに突然異世界に勇者召喚された水野優一

『ミシェル』という名の元メイドの女性と２人で、なんやかんやの３年間を過ごした後、２人で雑貨屋を経営する事に。

平和な日々を過ごしていたある日

運悪く異世界に転移して来た日本人女性の山本夏美（やまもとなつみ）２０歳と出会う。

山本さんを異世界で生活出来るようにする為、メロンパンの移動販売の仕事を斡旋

その後、雑貨屋の隣にあった建物を住居兼洋菓子店として改築し、山本夏美さんは洋菓子店の店長に就任。

ほどなくして山本さんが作る洋菓子は富裕層を中心に人気となり、順調に売り上げを伸ばしている。

そして現在

数日前に雑貨屋の開店祝いを持って訪ねて来た狐の神獣ヨウコさんは、きつねうどんの虜になり雑貨屋のマスコットにジョブチェンジ

今日も可愛いもふもふ狐姿で雑貨屋のレジ横で客に愛想をふりまく。

皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは、FBIのジャック・ユウです！

F＝不思議な異世界でも

B＝バイシクルをミシェルさんと

I＝一緒に２人乗りして出掛けたい♪

略してFBIのジャック・ユウです！

おそらくこのネタは知らない方も多いんだろうなぁ～、と思いつつやってます。

『２４（twenty four）』というドラマの主人公が『ジャック・バウアー』という名前なんですけれど

『ジャック・バウアー』を演じたキーファー・サザーランドさんと言えば『スタンドバイミー』ですよね♪

あの映画を観て線路を歩くのに憧れましてね、使われてない線路を探してそこを歩いてスタンドバイミーごっこをした思い出があります。

懐かしいですねぇ♪

おっとっと、話がそれたので戻しまして

私の器用レベルがあれば自転車を作るのは簡単ですけれど、この世界には自転車がありません、なので自転車に乗っていると凄く目立ちます。

目端の利く商人なら直ぐに「自転車を売ってくれ」と交渉をして来るでしょう。

そうなるとミシェルさんとのサイクリングを楽しめなくなってしまいますから、先ずはドワーフのさちよさんの工房で自転車を作って貰って普及させるのが先ですね。

さてと

今日もはりきって雑貨屋を開店しまーす。

「コン♪」

「ヨウコさんに一応言っておきますけれど、狐は『コン』とは鳴きませんからね」

「こういうのは雰囲気もんやから良いんです。可愛い狐のイメージを壊しても誰も喜ばんのやから、野暮な事は言うたらあきません」

「まぁ鳴き声は些細な事なので構わないんですけれど、ヨウコさんはずっと狐姿で居るつもりですか？」

「人の姿やと殿方が寄ってきて面倒なんです。ご飯の時は元に戻りますからご心配無く」

「ラブリーな狐姿だと違う意味で人が寄って来ると思いますけど、、、ヨウコさんが気にしないなら良いです。」

という訳で現在ヨウコさんは、ラブリーなもふもふ狐姿になって雑貨屋のレジ横でお客さんに愛想をふりまいてます。

雑貨屋のマスコットキャラとなりお客さんを集め売り上げに貢献する事で、対価として美味しいご飯が食べたいらしいです。

狐姿のヨウコさんがお店に出て数日ですが、ヨウコさん目当ての子連れのお客さんが増えましたし

仕事終わりと思われる娼婦の女性が、狐姿のヨウコさんを抱き締めて癒されている光景にも見慣れて来ました。

もふもふ狐姿のヨウコさんを見ていると、ヨウコさんと同じ神獣でフェンリルのシロさんを思い出しますねぇ。

シロさんもラブリーなもふもふ犬姿でしたから、、、

そもそもフェンリルは犬なのでしょうか？

「わん♪」

おや？

雑貨屋の外から聞こえるこの声は、、、

次回予告

『伏線のご利用は計画的に。』

をお送りするかもしれません。お楽しみに！

※予告内容は変更される場合があります。御了承下さい。

ここまでお読み頂きありがとうございました、次回まで皆様お元気で。