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  • 編集済

    拝読させていただきました。いやーずっしり来るというか何というか。

    本来動物であれば手間だと思うことや飼い主のことを考えないような動物的な動きにも「愛おしさ」というものを感じてたんでしょうけれど、アンドロイドのペットはそういったことをしない。手間やわがままをやらない分、なんというか「都合がいい」という風に感じますね。

    であれば主人公の愛猫に向けていた愛や愛おしさというものは、このアンドロイドの猫と接するにつれて単なる「癒し」や「心地よさ」というものに変質していっているのでは? とも感じました。もしやジョナサンの飼い主の方もそれに気づいていたのか? とも考えてしまいます。

    長くなりましたが、いいお話をありがとうございました。失礼。

    作者からの返信

    読んでくださりありがとうございます!
    変われば変わるもの。何が受け入れられた代わりに何かが捨てられるというのは、最近のAIの躍進で凄く身近に感じるようになりました。
    AIは今イラストやCGを手軽に作れちゃいます。企業はこれを広告費用削減のためにガンガン取り入れてますが、おかげでイラストレーターやデザイナー、その周辺の職種の方々は機会を損失しているという話があるそうで。企業も体力に限りがあるでお金のかからない選択肢があればそっちに向くは自然なことです。
    だから技術や倫理の面で全然先のこととは思いますが、アンドロイドの動物が出たら……うーん。何かあるかもしれません。
    仮に本作で描いた通りにペット市場を食うとすれば、本物の動物を飼うことにはもっと積極的な意味が生まれるのでしょう。良きにつけ悪きにつけ。
    新しい選択肢は必ずしもいいことをもたらすわけではない的なことを描いた本作ですが、きっと悪いことばかりじゃないなんて思いたいです。アンドロイドの動物ができたから本物の動物をより愛せるようになった、なんて人が増えたらいいなって思います。

  • 癒しのペットがアンドロイドになる未来はすぐそこに。
    けれど愛情や温もりは必要ないのでしょうかね? 考えさせられました。

    作者からの返信

    いいねからレビューまで!読んでくださりありがとうございます!
    工業化、機械化、文明化。その隣にはそれよりも効率の悪い何かが常に排除されてきたはずで、そこにはきっと今の倫理では理解できないようなこともあったのだと思います。もしかすると愛すらも……?
    どうなのでしょうか。私にはよくわかりません。ただ、それを形取る「電気猫」が生まれた瞬間、ペットの未来は少し不安になってしまいます。
    最近新たに「電気猫」を書いてみようかななんて思ってます。

  • はじめまして、コメント失礼します!

    とても考えられるお話でした……。
    私もペットを飼ったことがある為、「生きている」が故に発生する問題について悩んだことがあります。それが楽々クリアできるとなると……、やはりアンドロイドペットは大きな影響をもたらしそうですね……!

    作者からの返信

    お返事遅れてしまい申し訳ないです!
    読んでくださりありがとうございます。
    書いていて、倫理観ってかなりふわふわしてるものかもしれないな〜なんて考えていました。
    命を預かる時にかかるたくさんの負担。これが取り払われたら、「愛玩」を目的とした層には時代に即した倫理も出来ていくと思います。
    今私もコザクラインコを飼っていますが、もしその子が「電気鳥」のいる時代で飼っているとしたら……。
    うーん考えたくないですね。

  • 全然ジャンルとかは違うんですけど、生き物の世話について書かれた小説を読んだことがあって、そっちでは「その子のために使った手間や時間が、その子を他の個体とは違う特別で大切な一匹にする」みたいな感じの結論だったんで、それと同じ感じで「電気猫も手間がかからないなら愛着も湧かないだろうな」と思ってみてたんですが、主人公の最新モデルの電気猫の場合は、家にお迎えした時点で生前の姿をトレースしてる他と違う個性ある一匹の状態で、それなら手間のかからない電気猫の方を皆取っちゃうんだろうなーと思いました。
    あと、小説内でも毛皮と化学繊維の話とかが書かれてますけど、それを読むと本当に将来あり得るのかもしれない、凄い先進性があるし歴史から本質を見抜いてるなと思って感心してしまいました。
    なんか長々と駄文を書いちゃったんですけど、テーマも文章も凄い面白くて、次話が気になる作品でした。文章力も自分とは天地の差で読みやすかったです。コザクラさんの作品は今はまだこれしかチェック出来てないですが、他の作品もぜひ読んでみたいと思います。

    作者からの返信

    今回は読んでくださりありがとうございます!
    生き物の世話については私もそう感じます。「動物に感じる愛は、その子に注いだ時間と比例する」みたいなことですかね。確かに生前のペットを模した姿のアンドロイドペットが来たら、そこには既に「愛していた子」という付加価値が付きます。
    一方である種の違和感というか、「こんなのはあの子じゃない」と嫌悪感が沸く人もいそうですが。

    そう考えると生前の姿や性格を模した最新型の発売は、顧客がペットを見る目に積極的な「打算」を与えるきっかけのようにも感じます。

    先進性だなんて恐縮です。ありがとうございます。
    アンドロイドというか、それに類似するAIという技術は例えば絵描きの界隈でちょっと騒がれてますし、未来になったらきっとこの作品通りの未来が訪れるのもあまり遠くはなさそうに感じます。なんならあと20年後くらいには余裕で出来そうです。その時、果たして本物の動物の切り捨ては行われるのか……。答え合わせがワクワクのドキドキですね。
    応援ありがとうございます!作品は今のところこれだけですので、もう少しお待ちください!

  • ここまで続きが気になる作品はなかなか珍しいので早速続き読んできます。テーマも色々考えさせられる。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    私用で立て込んでいまして、少しお返事遅れました。最新話にもコメントをくださったようですのでそちらを中心にお返ししていきます。

  • 面白かったです!
    ヤバい、自分もいつか電気猫の方が良いって言ってるかもしれない。
    電気猫の爆発的ブームと同時に、捨て猫が社会問題になる日が本当に来そうで少し不安になる。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!楽しんでくださり嬉しい限りです~。
    電気動物なんて愛玩という点では明らかに本物の動物を上回っていますから、そう思ってしまうのも無理ないですよね。私もそっち行っちゃうと思います。
    そしてご指摘の通りアンドロイドペットが普及したら、捨て猫、捨て犬の問題は必ずに問題になってくると思います。
    経済的なところに目を向けると、本物の動物の市場はアンドロイドペットにシェアを奪われているので、ペットショップはそれこそパピーミル(営利目的のための悪質な繁殖や飼育を行うブリーダー)のような手を取ってでも必死に動物を売りに出すでしょう……。
    うーん、動物解放の道が開かれたと思いきやその道は恐らく前途多難なり……。
    ヒトクローンはともかくアンドロイドペットはそこそこ現実的な線なのでなんか私も不安になってきました……!

  • うーん、なるほど。近い将来ありそうな世界なだけに色々と考えさせられますね。

    手間暇かかるカワイイよりも、お手軽でただカワイイを選ぶ人は必ずいると思います。

    動物は命を預かることになるから飼わない、という人も電気猫なら飼ってもいいとなるかもしれません。私はまさにそのタイプです。

    これから先、どんな未来が訪れるのか。
    答え合わせが楽しみですね。

    作者からの返信

    読んでくださりありがとうございます!
    今はまだ本物と変わらないアンドロイドペットの実用化されてはいませんが、もしそれが家庭に普及したらこんな未来もそう遠くないのかもしれません。
    この問題は動物解放論とも直結していますので、動物利用の業態はどんどん消えて、最後には禁止されていくでしょう。
    その時には利潤のために動物を利用するという行為の倫理は……。
    実は私もコザクラインコを飼っているので、なんか複雑な心境で書いていました笑(名前はそこからです)

  • タイトルにもう惹かれました、続きが気になります。
    あと自分と比べて文章力の高さに脱帽中。

    作者からの返信

    コメント嬉しい限りです!フォローやいいねまで感謝感激です。
    文章はとても気を使いました。ここは結構自信があるところですが全然!北乃さんの文章や作品もとても読みやすかったですし、楽しませていただきました!
    さてさて、18時ころに次回を投稿します。続きをお楽しみください!


  • 編集済

    「科学と手を取ったビジネスは倫理の壁を打ち砕く」ってすごく良い表現ですね。
    生前のDNAから電気猫を生み出す技術、ならば近い将来には人も同様に……。続きが楽しみです!!

    作者からの返信

    お早いコメント嬉しいです!レビューやいいね、とても励みになりました。
    本文についてお褒めいただきありがとうございます。とても力を入れた部分なので感謝感激です。
    この作品では動物が機械にはなっていますが、この調子だとゆくゆくは人間も……という雰囲気はあると思います。それこそ科学とビジネスの手を取って、ヒトクローンやヒトアンドロイドも当たり前に。
    今の世界はその過渡期にある気がします。ドキドキですね!
    続き、ぜひぜひお楽しみください!