第4話 怨返し

 社用車で営業を行っていた、男性サラリーマンは苛ついていた。

 早朝の通勤ラッシュが二時間前に終わり、昼にかけての交通量が減少してきた時間。いつもなら流れるように走行できるにも関わらず、今日に限ってメインストリートに向かう道路が、渋滞を起こしていたのだ。

 事故か工事なのかは知らないが、信号が青になっても進まない。ようやく動けたかと思えば1m間隔程度でしか進まなかった。腕時計をチラ見した。秒針と共に短針が動いた瞬間を見た。それが更にサラリーマンの気持ちを苛立たせる。約束の時間に間に合わないかも知れないからだ。

 社用車は信号待ちの先頭に位置する。停止線を守れなかったのは、やはり苛立ちからだ。メインストリートまでは、あと4つの信号機を抜けなければならない。

 だが、信号が青にも関わらず前進できないのだ。そうしている間に前の車が進んだ。サラリーマンは少し進めると思い、アクセルを絞るように踏んで、急ブレーキを踏んだ。

 横道から自動車が割り込んで来たのだ。

 そちらの信号は、赤であるにも関わらず。

 サラリーマンの高ぶった神経が切れそうになった。営業の研修で社用車でのクラクションや割り込みは、会社のイメージを損なうとし厳禁と指導されているが、行き場のない怒りにクラクションを反射的に押そうとして、手が踏みとどまった。

 前に割り込んで来た車に一見して、まともさを感じなかったから。

 アメリカ製大型乗用車のデザイン。

 ピアノ塗装のような黒いボディ。

 フロントウインドからリアウインドまでをスモークフィルムが覆っていた。

 法人・要人向けの最上級車・プレジデントだ。

 サラリーマンはスモークフィルムで車内が見えなかったが、絶対に期待を裏切らない乗り手と搭乗者が居ると直感し見送ることにした。社会の規則を守れていない存在を正すことは間違っていないが、サラリーマンの見過ごしは危険を避けるという意味では正しかった。

 そのプレジデントの後部座席で、男がふんぞり返っていた。

 身なりの良いスーツを着てはいるが、一流企業の役員ではない。一般人にはない威圧的な独特の臭気がある。

 それと同時に、酷い顔の男でもあった。

 よほど食生活が良くないのだろう。男の顔肌は、果実が一度病気にかかって治ったように醜い。齢は30代後半であったが、年齢よりも老けて見えた。

 男を知る人間は、そのことに決して触れようとしないのは恐れからだ。

 男・白菱組組長・菅村篤すがむらあつしは、事務所に着く前から殺気立っていた。

 それは自宅マンションに、いつも送迎を行っている運転手役の三下が迎えに来なかったからだ。

 白菱組。

 指定暴力団ではないが、この地方一円を占める暴力団組織の一翼を担う組だ。前組長の長男として生まれた篤は、生まれて現在まで、自分こそが世の中の支配階級に居ると思い込んでいた。

 小学校・中学校・高校と父親が暴力団であったことと、喧嘩の強さで自分に逆らう者は存在しなかった。テストは白紙でも、進学、進級とやってのけた。逆らう者は上級生だろうが教師だろうが、自分の暴力と父親の力でねじ伏せてきた。

 食いたい時に食い、寝たい時に寝る、金が無ければ人の脚を蹴ってATM代わりにしていた。欲しい物は我が物にし、気に入らない奴はブチのめす。正に狂犬のような男だ。

 その男が怒っていた。

「あの野郎……。ただじゃ済まさねえからな」

 プレジデントは表通りから、うらぶれた通りに入る。

 アスファルトの色が白けていたのは長い間、舗装のやり直しが行われていないからだ。沖縄の道路は本州の道路に比べ白くなっているが、これは強い太陽光によるアスファルトの劣化である。それと似たことが南国でもない、この通りにも起こっているのはそれだけ放置され、役所の関係者が避けている証拠でもあった。

 通りに建物こそあるが、雑居ビル家屋共に1960、70年代を感じさせる疲れた姿を見せており、プレジデントが向かう白菱組事務所の真新しさは浮いて見えた。組事務所があることで引っ越しを余儀なくされたか、修繕しようにも工事関係者に断られてできないことが推察できた。

 スーツを着てはいるが一般人とは異なる面構えの男たちが道路に並んでいる。

 ジャージ姿の者も居るが、それは準構成員だ。

 篤が事務所の前に到着したプレジデントから降りると、すでに到着を待っていた構成員達は頭を下げて出迎えた。その前を篤は歩く。

 止まった。

 構成員の一人は怯えた。

「よう。信の野郎はどうした。出迎えは野郎だぜ」

 篤の怒気の孕んだ声に、構成員は肝を冷やした。

「そ、それが俺達も探しているんですが……」

 男が言葉に詰まると、篤に胸倉を掴み上げられた。

 男の前に、ギラギラとした篤の眼が迫った。

「あ? 何グズグズしてやがる。すぐにオレの所に連れてこねえか!」

 篤は、突き飛ばすと男の顔に唾を吐いて事務所へと入った。姿が見えなくなって、構成員は唾を拭き取り舌打ちした。

 篤が事務所に入ると、サングラスをかけた二人の親衛隊が付き添った。無言で付き従う姿は、篤の影が二つも増えたようだ。

 三人も歩くからか、通路が狭く見えた。

 いや、それは天井が低いからだ。抗争や襲撃に備え、組事務所内で武器が振り回せないようにされているのだ。

 エレベーターを使い四階にある部屋に入るなり、篤は動かなかった。

 篤の醜い顔が、更に醜くなる。

「ここで何してやがる」

 篤は唸った。

 部屋に男が居た。ペラペラシャツに赤のジャージ上下姿の男。

「よう、二代目。随分と遅いじゃねえか」

 男は低い笑いを漏らした。

 左頬に真新しい刀傷があるが、篤は男を知っていた。

 大橋信おおはしのぶ

 白菱組の準構成員であり、組長の運転手役を担っている男だ。

 信は、この部屋の主でもあるかのように、肘掛け椅子に背をもたせ、海外から取り寄せたマホガニー製の机に靴を履いたまま足を乗せていた。

 それを見た篤の親衛隊は、バカな奴だと思う前に信の運命を知った。

 信は靴に付いた土を、机に擦り付けた。ゴリゴリと、砂粒が机を傷付ける音が響いた

「……テメエ。オレの出迎えどころか、車まで勝手に乗り捨てやがって。どうなるか分かっているんだろうな」

 篤の表情が見る見る歪んで行く。

 信は小馬鹿にして笑った。

「二代目。いや、篤こそどうなるか分かっているんだろうな。今まで虫の居所一つで、散々殴ってくれたよな。だから、来てやったぜ。怨返しにな」

「恩返しだ?」

 篤はドスがかかった声で、訊き返す。

 すると、信は嘲笑した。 

「違げえよ。怨み返し。つまり、怨返しさ」

「訳が分からねえことを。それよりテメエ、半殺しじゃ済まねえぜ」

 篤は、これから信が行く地獄に含みを持たせた。

「やってみろよ。あっちゃん」

 信は椅子に、ふんぞり返った。

 篤は親衛隊の二人に顎を、しゃくって命令した。

 行け、と。

 二人の男は、前へと進み出た。この二人は、篤にゴマをすって出世した成り上がりではない。正真正銘の親衛隊にして、プロの喧嘩師達だ。

 格闘技や武道の経験などはまったくなかったが、それ以上にプロの喧嘩を身に付けていた。喧嘩師と格闘家では、まったく違う。格闘技は戦いの方法であり、喧嘩は戦いの手段なのだ。

 確かに日々鍛錬を繰り返した格闘家は、何もしていない人間よりは遥かに強い。

 しかし、強くなりたいと思って格闘技を学び有段者になり、大会で優勝したとしても、それは格闘技が強いというだけ。

 決まった日時の試合に向けて練習を行い、相手の試合をビデオで研究し、高タンパクで低カロリーの食事を取り、ウエイト・トレーニングで肉体のスキルアップをし、危険物のない整備された試合会場で審判の立会いの下で戦う。その強さは、ルールがある試合の中で最大限に発揮されるものとなっている。

 だが、喧嘩はルールも存在しなければ審判も存在しない。いつ発生するか分からない戦いであり、双方が納得の上で戦いが始まるものでもない。そのため、喧嘩のプロは突然の勝負に負けないために何でもやる。

 いきなり顔に砂を投げつけて目潰しとしたり、相手が啖呵たんかを切っている最中に突然パンチを浴びせ、ベルトで殴りつけ、ナイフやメリケンサック等の凶器を使い、時と場所を選ばず襲いかかり、一瞬の内に勝負をつける。

 汚いと思うかも知れないが、これがルール無用の喧嘩のありようなのだ。その凄まじさは道場での内輪稽古の比ではない。格闘技では相手がダウンするなど、ダメージがある一線を越えると攻撃を止めなければならないが、喧嘩ではルールが無い為、相手が弱った瞬間に、ここぞとばかりに容赦無い追い打ちをかける。人間が野生本能で戦っているさまは殺し合いであり、暴力団組員の喧嘩を目撃した談によれば観るだけで震えが起こったという。

 なぜなら喧嘩の強さは、一に度胸、二に気合だからだ。

 喧嘩を売られたら即戦うだけの肚が無ければならないからだが、喧嘩は法によって認められない行為だ。

 喧嘩の結果は傷害罪や殺人罪に問われるが、そうなれば拘置所や刑務所行きとなる。それは、仕事、学校、地域における社会的信用の失墜や人間関係の喪失に繋がる。

 そこから極論を言えば、喧嘩は刑務所に入るのを恐れ無い奴が一番強いということになる。暴力団組員は格闘家のように腕力も体力も無いが喧嘩に強いのはそこだ。なぜなら、暴力団組員にとって刑務所に入るということは一つの勲章なのだ。そのため、カタギの人間が喧嘩に強くなるには限界がある。

 このような人間を相手にしていたら、いくら格闘技を学んでいても、道場やリングで練習しているような訳にはいかない。時折、格闘技のプロが路上での喧嘩沙汰で素人の喧嘩自慢に不覚を取るのも、決しておかしい話ではないのだ。

 親衛隊の二人は、ストリートファイトでは、空手の有段者やプロボクサーを相手に何人も地べたを這わせたことがあった。

 肉体や技の鍛錬こそ行っていないが喧嘩殺法。こと実戦の手法においては、たかが喧嘩と侮れないのが、場数を踏んできた恐ろしさである。

 篤にとって二人は、天下無敵だ。

 勝てる奴は世界に存在しないと、篤は自負している。

 信の右に、男がポケットに手を入れたまま回りこんだ。

 それでも信は、動かなかった。

 男のポケットの中で、金属同士が当たる音が微かに聞こえた。何の警告もなく、男は信に殴りかかった。

 その拳には、金属のトゲが何本も生えていた。

 違う。

 男は車や部屋のカギ束を握り込み、カギの先端を指の間から突き出しているのだ。刃物のように鋭く尖ってこそいないが、こんな物で殴られれば皮膚が切れ肉に刺さる。眼を狙われれば間違いなく失明だ。

 男は信の顔面めがけて、その拳を迷いなく叩き込む。どんな結果になろうが男には関係なかったからだ。

 肉を打つ鈍い音。


  ……が、しなかった。


 男の拳は、信の顔に潜り込んでいたのに。

 そう思ったのも当然かも知れない。なぜなら、男の拳は手首から先が見えなくなっていたからだ。

 ならば、その先はどこに消えたのか。

 消えた訳ではない。

 男の拳は、信の口の中に入っていたのだ。

 蛇は顎を自ら外すことによって、大きな卵を飲み込んだりできる。ニシキヘビやアナコンダ等に至っては、牛や羊、カバといった大型動物も捕食し飲み込むこともできるが、それを信はやっていた。

 しかも、そんなは破天荒な技を使いながら男のパンチを受け止めた。

 いや、噛み止めたのか。それとも喰らい止めたというべきか。どちらにせよ、人が人の拳を飲み込んでいる。その眺めは奇異だ。

 信が眼で笑った。気色の悪い、眼で。

 男は肝が冷えた。


 ぐじぃ


 何かとても固い、それでいて水気を持つものを噛み砕いた音を聞いた。

 信を殴った男は、顎が外れんばかりに口を開けた。

 叫んだ。

 と、思う。

 だが、男の口の大きさに対し、吐き出される声は意外とか細い。生きたまま手首を食い千切られる。言語を絶する痛みに、男は意識が狂うほどに悶絶したのだ。

 男の手首から、鮮血が鉄砲水となってほとばしっていた。

 まるで、手持ち花火でも持っているようにも見えたが、今は夜ではなかった。

 信は顎を動かし、口いっぱいに頬張ったモノを噛み砕いた。氷とトマトのブレンドでも噛み潰すような音。

 そして、信が噛む度に《汁》が唇から滴る。

 形容しがたい音が止んだ。信の唇から人間の指が二本覗いた。

 突き出た指は、まるで助けを求めるように。

 信は突然、それを床に吐き捨てた。原形をかろうじて保った人間の手と、血に塗れた鍵束が、そこにあった。

「まず……。ちゃんと便所に行って手、洗ってんのか」

 信は、率直な感想を口にする。

 ふと、次の獲物を求め信が、もう一人の男を見た。見られて男は脚が下がった。喧嘩の常識が現場に通用しないことに、百戦錬磨の喧嘩師が恐怖した。

 ふと、ぬくいものが、部屋に漂った。

 ツンと鼻腔を刺激する温かい臭い。

 信が視線を下へと向けると、男が小便を漏らしていた。漏らしたことでズボンの股間から裾までの色が変わり、足元には小便の水たまりができている最中であった。白い湯気が立ち上り、部屋の空気を汚染している。

 男の、その姿は園児のように。

「おいおい。オシッコに行きたかったら、ちゃんと先生に言わないとダメだろ?」

 信は、顔面全てを舐め上げられる長い舌で、舌なめずりして近づいた。本当に心配しているように困った顔を向ける。

 信は男に近づき正面に堂々と立った。完全に男の間合いに入っていたが、男は何もしなかった。

 いや、できなかったのだ。

 怖くて。

 信の方から攻めた。

 信は、男の口に指を突っ込み下顎を掴むと、そのまま下に押し込んだ。

太い生ゴムが千切れる音。

 そんな音がしたかと思うと、顎の先端が胸元まで下がっている。男の頬は裂け大きく開いていた。洗面器が入ってしまいそうな程に。ギャグ漫画で顎が床まで外れるシーンは滑稽だが、血を滴らせ舌が垂れ下がった男の顔は笑える姿ではない。

 男は両手を開いた口の前で動かし、何か言っている。まるで、突然手話ができるようになったようだが、何を話しているのか信には分からなかった。

 だから、もう相手にしなかった。

 信が篤を見た。

 逃げずに居てくれて、信は嬉しかった。もっとも、逃がす気もなかったが。

「感謝してるぜ。俺をこんなに強くしてくれてよ。毎日毎日、テメエの悪口わるぐちを言ってたお陰で、俺はこんなに強くなれました」

 信のそれは、卒業式で先生に対するお礼の訓示のような口調であった。

 篤は恐怖に打ち勝っていた。かろうじて、恐怖に太刀打ちできたのは、自分こそがこの世の支配階級に居るというプライドと近代武器があったからだ。

 篤は懐から拳銃・ワルサーPPKを抜いた。

 ワルサーPPK。

 全長:155mm。重量:635g。装弾数:6+1。口径:三二口径。銃種:自動拳銃オートマチック

 ドイツの小型拳銃の代名詞的存在。ワルサーP38の原型ともなったワルサーPPのメカニズムをほぼ同一に、全長を15mm短く、高さが7mm低く切り詰められた拳銃。

 元は警察用として開発された銃だが、スーツの陰に隠すことが可能で、スパイの銃というイメージも強い。PP、PPK共に数多くの口径バリエーションがあるが、最も一般的なのは軍用として作られた三二口径だ。

「て、テメエ。寄るんじゃねえ……」

 震える銃口が、信を狙った。

「そんな物騒なモノ出すなよ。恐いだろ」

 信は、距離を詰めた。眉を寄せ、泣きそうな顔を作る。

 ウソだ。

 篤は思った。

 信は恐怖など感じていない、笑っていたのだ。

 楽しそうに。

 ゆっくりと左右に広がった信の口の中に、肉食恐竜のような牙が並んでいた。

 人間の歯ではない。

 化け物だ。

 血まみれの唾液が糸を引き、耐えかねた食欲を表現するように唾液が唇から床へと伸びていく。

 信の手が篤の腕に触れた。

 でも、篤は動けなかった。


 めき


 生木の枝をへし折る。そんな音が聞こえた。

 篤はワルサーPPKに更なる重さを感じた。眉が垂れ下がり、情けない顔を篤はする。前腕の中央に関節が増え、その先でワルサーPPKが揺れている。

 信が、篤の腕をへし折ったのだ。


 !!!!


 篤は奥歯を噛み締めた。噛み締め過ぎて根本が折れた。

 のたうった。

 折れた骨から痛みという名の、大蛇が入り込んで来たかと思った。情け容赦のない激痛という名の蛇が全身を食い荒らし、それが脳みそを掻き回すと、篤は胃袋を握り潰されたように内容物を吐き出した。

 今日の朝食メニューは、サーロインステーキ、ポテトサラダ、飯だ。

 血。

 尿。

 その二つに続いて、もう一つゲロの臭いが部屋に加わる。

 酸っぱい臭いが室内に広がる。汚す。篤は泣きながら、ゲロの上で転げまわった。

 信は篤の動きが止まるまで待つと、信は篤の胸ぐらを掴んで引き起こした、耳元で囁いた。

「もろいよな。人間は」

 篤は大きな口を見た。

 牙の先端から唾液が滴り落ちる。

 凶悪で、汚い、悪魔のあぎとを。

 口内の奥。

 呼気が、地獄の亡者達の怨嗟にも聞こえた。

「あ、え……」

 篤は、情けない顔のまま笑った。それしか出来なかったのだ。

 人間の頭を飲み込むほどの巨大に開いた信の口は、篤の顔に暗い影を落とした。

 そして、篤を襲った。

 永遠の闇が。

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